妻の死で孤独になった男性が「クリスマスも憂鬱」 切実な悩みへのアドバイスは…
妻と死別し、成人した子供や孫との交流もいつの間にか激減。ひとりきりで過ごすクリスマスがつらくて苦痛という男性が、アドバイスを求めた。
昔はとても楽しく賑やかだったのに、妻の死を経て生活はずいぶん変化した。愛する子供や孫も会いに来てくれず、クリスマスを前につらい思いをしているという男性の相談に、回答者がある提案した。
■最愛の妻の死
海外で暮らす男性(69)と妻は2人の子供に恵まれ、どちらも自立し結婚してからも、クリスマスには家族全員で集まって楽しく過ごすのが恒例だった。
しかし妻はがんを患い、5年前に死亡。それからというもの当たり前だった生活は激変し、子供たちも遠方に引っ越してクリスマスにも家には帰ってこなくなったという。
■犬と過ごす孤独な日々
妻がいた頃の男性は、家族に喜んでもらおうと料理もしたし、孫とも一緒に遊ぶことができた。子供たちそれぞれの日常について話を聞くのも楽しみだったが、誰も男性のためだけには帰省しようとはしない。
男性のそばにいるのはペットの犬1匹だけとなり、今年もまた一人でクリスマスを迎える可能性が高いそうだ。
こんな状態にずいぶん慣れてきたが、やはり寂しいし落ち込んでしまう。なかなか前向きになることができず苦悩している男性が、イギリスのメディア『The Sun』の人生相談コーナーに投稿し、助言を求めた。
■ボランティア活動を提案
相談を受け付けた回答者は、「寂しいでしょうが、クリスマスをひとりで過ごす人は少なくありません」「子供さんたちに連絡して、気持ちを伝えてみてはどうでしょうか」と提案した。
ただし、それが難しいのであれば、ボランティア活動に参加するなどして、忙しく過ごすことを勧めている。
日本でも、クリスマスの時期にはサンタクロースに扮し、プレゼントを家庭に届けるなどするボランティアが話題を集める。年末年始ならではのボランティア活動も多く、それを通して地域の人々と交流する人もいる。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)