前田健太、メジャーを志したきっかけを語る 「WBCに出てから」「あの2人が…」
メジャー1年目の日本人投手として、歴代最多タイの16勝を誇る前田健太。挑戦を志すきっかけには2人の大投手が影響していた。
■「2013年のWBCに…」
日本時代の2012年にノーヒットノーランを達成している前田投手。高木氏は対戦相手のDeNAで当時コーチを務めていたため、大記録の思い出話に花を咲かせる。
高木氏は「その頃からメジャーっていうのは意識があったわけでしょ?」とたずねたが、前田投手は「いや全くなかったですよ」と即答。「いつ頃から?」と改めて聞かれると、「2013年のWBCに出てからですかね」と明かした。
■ダルビッシュ有と田中将大も影響
「それは何で芽生えたの?」との問いには、「WBCに出て、メジャーの選手と対戦したりとか、相手ピッチャーを見たりとかして、自分よりすごい選手がいるっていうところと」と回答。
さらに、「もうひとつあるんですけど」として、「ダルビッシュ(有)さんと、田中将大がメジャーに挑戦したっていう部分も、僕の中ではすごく大きくて」と告白する。
理由については、「刺激になった部分と」と明かしたのち、「あの2人って、日本で圧倒的なピッチングをしていたわけじゃないですか?」と語り始めた。
■「あの2人が日本と違うピッチングになる世界」
前田投手は、日本時代に防御率1点台を連発していた2人が、メジャーでは3点台や4点台という現実に「あの2人が日本と違うピッチングになる世界って、どういう世界なんだろうって」と感じたことを告白。続けて、「で、自分も行ってみたいって気持ちが芽生えましたね」など、向上心からメジャー挑戦を志したことを語った。
高木氏の「芽生えてから、どういう準備をしたのメジャーに対して?」との質問には、WBCである程度いいピッチングができたため、ボールやマウンドの違いには対応できると感じたことを回顧。
その上で、「あとは技術的なことですね。もうちょっとパワーをつけなきゃいけないし、スピードも上げなきゃいけないってところを意識しつつ」と、さらなる技術向上に努めたことを明かしている。