『ニューイヤー駅伝2024』 脱炭素社会の実現を目指し“CO2排出実質ゼロ”で生中継
2024年元日午前8時30分より放送の『ニューイヤー駅伝』では、脱炭素社会の実現を目指しCO2を一切排出しない世界初の水素中継車「地球を笑顔にするくるま」を使用する。
2024年元日午前8時30分から放送される駅伝日本一決定戦『ヤマザキ新春スポーツスペシャル ニューイヤー駅伝2024 第68回全日本実業団駅伝』(TBS系)の生中継を“CO2排出実質ゼロ”で展開する。
■水素中継車「地球を笑顔にするくるま」を使用
TBSテレビではレースのスタート前から放送を開始、脱炭素社会の実現を目指す取り組みの一環として、約7時間にわたって自然エネルギー由来の「グリーン電力」を使用。
さらに、7区間100キロの選手たちの走りを伝える中継車には、CO2を一切排出しない世界初の水素中継車「地球を笑顔にするくるま」を使用するのをはじめ、その他の中継車やオートバイについても、排出量をオフセットして実質ゼロにする。
■約16.8トンCO2分の二酸化炭素排出を削減
TBS放送センターの使用電力や送出電力、群馬県庁に設置する放送センター等での使用電力、さらにJNN各局がローカル放送で使用する送出電力など、約7時間分の放送に関わる電力合わせて約13,000キロワットアワーには、日本自然エネルギー株式会社が発行する「グリーン電力証書」を充当。
中継車やオートバイの燃料からの排出量については、同社が発行する「グリーン熱証書」を活用してオフセットする。
また、TBSラジオで行われる中継についても、グリーン電力を使用するとともに、車両の燃料からの排出量についても同様にオフセットし、CO2排出実質ゼロで展開。これらの施策によって、合わせて約16.8トンCO2(t−CO2)分の二酸化炭素排出が削減されることになる。(杉の木約1,200本が1年に吸収するCO2の量に相当)。
■脱炭素社会の実現に向けて積極的に貢献
TBSグループでは、2018年にラジオの戸田送信所、2019年にTBS赤坂ACTシアターなどの文化施設、2021年に緑山スタジオの電力の100%再エネ化を実施するなど、早くから脱炭素施策に取り組んでいる。
2023年度には本社であるTBS放送センター、赤坂サカス文化施設、TBS緑山スタジオの主要3施設のカーボンニュートラルを実現するなど、脱炭素社会の実現に向けてさらに積極的に貢献していく姿勢を表明していて、今回の取り組みもその一環だ。
■子供たちの知育を目的とした活動も
今大会ではSDGsの一環として、開催地・群馬県の活性化と子供たちの知育を目的とした活動を行う。30日に行われる注目選手の記者会見には地元の小学生を招待し、質問コーナーや写真撮影会といった日本を代表する憧れのトップランナーとの交流会を開催。
また同日、スタート地点の群馬県庁前で世界初の水素中継車「地球を笑顔にするくるま」を一般公開する。
31日は日本実業団陸上競技連合と群馬陸上競技協会主催による前日練習の見学会、大会本番の2024年1月1日は全41チームの1区の選手がスタートエリアに入場する際に地元の陸上クラブの子供たちが選手をエスコートする。
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(文/Sirabee 編集部・ほさかちよこ)