ワークマンの最強冬用インナー、あまりの安さに目を疑う 「ヒートテックのストレス」解消し話題

ワークマンで販売中の冬用インナー。登山家が明かす「最強の理由」を受け、ユーザーから注目が集まっているのだ。

■夏だけでなく「冬でも重要」となる要素が

前出の通り、今回話題となったポスト投稿主・レノさんは大の山好き。以前より冬はヒートテックを着用していたのだが、痒みや肌荒れが悩みの種だったという。

そこで、数年前に雪山登山を始めたことを切っ掛けに、メリノウールの肌着(ワークマンではない)へとシフト。保温性・吸湿性に優れ、着心地も良かったのだが…普段着として愛用するには、値段があまりかわいくなかったのだ。

そんな折、ワークマンのメリノウール商品が格安で登場。値段以上のクオリティに感動したレノさんは、「自分と同じように冬用インナーで肌荒れに悩んでいる人に知ってほしい」という思いから、今回のポストを投稿したのだった。

レノさんは「有名アウトドアブランドのメリノウール製品は、ワークマンの価格の数倍〜10倍以上するものもあります」とも説明しており、いかにワークマンの価格が良心的であるかが窺えるだろう。

さらに注目したいのが、同シリーズの「発汗対策」である。

レノさんは「登山時は寒い冬でも汗をかくため、汗処理はとても重要です。特に雪山では、汗冷えを極力避けなければなりません」「登山中に汗をかき、肌が濡れた状態で風に晒されると、低体温症のリスクが増大します。冬山に登る多くの方はレイヤリング(重ね着)を工夫して、汗をかいても肌をドライに保つようにしています」と、雪山における発汗の危険性を指摘する。

その上で「メリノウールは昔から登山者に愛用されてきた製品で、他の素材よりも保温性や吸湿性が優れており、汗冷えしにくいことから雪山に登る多くの方が着ています」と、同シリーズのさらなる魅力を語ってくれたのだ。

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■「激安の理由」に思わず納得

温かい、肌と財布に優しい、汗の対策もバッチリ…と、もはや非の打ち所がないワークマンのメリノウール商品。続いては「株式会社ワークマン」に、同シリーズの詳細について話を聞いてみる。

ワークマン担当者によると、同シリーズは2020年11月より販売開始になったことが判明。

担当者は「良い防寒素材を探していたところメリノウールを紹介頂き、製品化に至りました。ワークマンの強みである高機能・低価格を維持しながらの製品化は苦労しました」とも振り返っており、相当な企業努力があったと窺える。

温かさを生み、維持する仕組みについては「ウールの中でも良質とされるメリノ種の羊からとれる天然素材が、温かさを生む仕組みになっております」と説明していた。

ワークマン

さらに、なんとワークマンでは丸首シャツ(長袖、半袖)、靴下、ネックウォーマーなど、約30種類ものメリノウール商品を展開していることが明らかに。

ワークマン

加えて、担当者からは「吸湿性・保温性・調温性が優れているため、冬以外に春・秋でも着用頂けます」「じつは当社ではメリノウールの素材の強みを活かし、春夏シーズンもメリノウールを販売しております」と、驚愕のコメントが得られたのだった。

この「年間を通じて素材を使用する」という点に、低価格を維持するヒントがあるようだ。

ワークマン

担当者も「現場やアウトドアで使用する際にも嬉しい、抗菌防臭加工となっており、繊維が細くて柔らかいため、チクチクしにくい優しい肌触りです」と、激推しするワークマンのメリノウール商品

ぜひ、普段使い用にまとまった数をゲットしてほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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