かまいたち濱家隆一、『M−1』でさや香・新山が“空気を変えた瞬間”に感銘 「獲りにいってた」
かまいたちの濱家隆一が、『M−1』決勝戦の感想を語る。さや香・新山の勇姿に「あれはすごかった」「カッコよかったな」と称賛した。
お笑いコンビ・かまいたちの濱家隆一が26日、コンビのYouTubeチャンネル『かまいたちチャンネル』に出演。漫才日本一決定戦『M−1グランプリ2023』(テレビ朝日系)への感想を語る動画で、さや香の新山が“空気を変えた瞬間”について触れる場面があった。
■会場の空気が…
今回の動画では、『M−1』決勝戦に出場したコンビの印象を濱家と山内健司でトーク。その中で、ファーストラウンド3番手だったさや香について言及した。
さや香のネタ披露中、「会場の空気が何を笑おうとしているのかがたゆってる状態な雰囲気があって」と濱家は振り返る。
しかし、「新山が多分勘付いたんやろうね。俺見てて思てんけど、獲りにいってたよな、たゆってる空気を『こっちやぁ!』みたいな感じで。もう1個ギアを入れたような感じがして」と、新山が途中から勢いを付けたと話す。
■濱家「あの姿がカッコよかった」
新山によって会場の空気も変わったといい、「あれはすごかったなぁ。だから後半ブワーもっていったやん」と感銘を受けた様子。
山内も「(ネタの序盤は)面白いけど大爆発まではいかない。欲しいとこでちょっと来てない部分があったりしたから、後半ほんとにグーってほんとにギア上げていって」と共感を示した。
濱家は「あの姿がカッコよかったな。『負けてたまるか』みたいな」と印象的だったようだ。
■ファーストラウンドをトップ通過
さや香のファーストラウンドのネタは、ボケの石井がブラジル人留学生を家に受け入れる予定から逃げようとするという内容。その石井に対して新山が説教する形でツッコミを入れていった。
途中でヒートアップする新山は大声でツッコむ場面が多く、たびたび観客の笑いを起こした。審査員にもハマり、ファーストラウンドを659点でトップ通過している。
ネット上では「さや香、ちゃんと客席ガッツリ持ってくのはさすがすぎた!」「さや香すごい熱量やな」「新山さんの勢いが、やっぱり凄い」といったコメントが見られた。
■最終決戦では完敗も…称賛の声
しかし、最終決戦でさや香は審査員7人から1票も得られず、3位の結果で終了。ボケとツッコミを入れ替えた上で、新山が「見せ算」という架空の計算方法を解説する内容だったが、会場にはハマらなかった。
さや香は『M−1』放送後の番組で、見せ算のネタは1年前からやると決めていたことを明かしており、山内は「やりたかったネタがあるっていう部分は芸人あるある」と気持ちを汲み取る。
動画のコメント欄でも「さや香がやりたかったネタをやりきったのがほんまにカッコよかった」「賞レース向けではなかったけど、アレをぶっ込んで来たのはカッコよかった」と反響が寄せられている。