太田光、次期総裁を決めようとする自民党元重鎮に不快感 「すごく違和感がある」
政治とカネで支持率が低下する岸田内閣。引退した元重鎮は次期総裁候補に触れるも、太田光は「院政を敷いてるように見える」と不快感を示す。
24日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に、爆笑問題の太田光がレギュラー出演。政界を引退した自民党の長老が、次期総裁を決めようとする構図に不快感を示した。
■自民党の元重鎮が会合
東京地検特捜部は19日、パーティー券収入の一部を政治資金収支報告書に記載しなかった政治資金規正法違反の容疑で、自民党安倍派・二階派の事務所へ家宅捜索に入った。
番組はこの日の夜、小泉純一郎元首相、山崎拓元副総裁、武部勤元幹事長、亀井静香元政調会長といった自民党の元重鎮たちが、定期会合を開いていたことを紹介。店から出て来たところを記者に囲まれた小泉元首相は、政治とカネの問題について「そんな話は出なかった」ときっぱり答えた。
■次期総裁候補を名指しで列挙
一方、山崎元副総裁は「次の選挙を岸田総理の下で戦うのは難しいというのが(世間の)皆さんのご意見で」と答え、次期総裁として石破茂議員・小泉進次郎議員、上川陽子議員の名前が挙がったことも明かす。
さらに「進次郎はどうか」と推したことも明かしたが、父親にあたる小泉元首相は「まだ40歳だから、50歳になるまでは立ってはならない」と答えたという。VTRが明けると、スタジオで出演者が各々の意見を交わしていく。
■「なぜあの人たちが決めてるの?」
太田は「あの料亭みたいなところでさ、あの人たちがインタビュー受けてて、『次の総理は誰にしましょうか』みたいな言ってること自体にすごく違和感があるんだけど」とそもそも論を展開。
「何であの長老たちがそんなことを相談してるの?」「なぜあの人たちが決めてるの? って思うんだけど」と、既に引退した長老が影響力を行使しようとしていることを疑問視する。
進行役の相方・田中裕二はゲストのウエストランド・井口浩之にコメントを振ったが、よほど本気なのか、太田は「井口に振らなくたっていいんだよ。俺は太蔵くんに聞きたいんだけど」と杉村太蔵にコメントを求めた。
■杉村太蔵とは対立
杉村は「決めてるっておっしゃいますけど、後藤さんにパスしますけど、あそこでは決まらないですよね? OB会ですから」と、引退した身分のため影響力はないと指摘。だが、パスを受けたTBS政治部長・後藤俊広氏は一定の影響力があると分析し、太田も「あそこから下に降りていくんじゃないの? 意向が」と反論する。
太田はさらに、「だって小泉さんに、40歳だからまだ早いって言ってましたって言い草はさ」「自民党の長老として、院政を敷いてるように見えるんだけど」と述べたが、杉村は「小泉・山崎・亀井、この3氏が集まってそんなにまだ政界に影響あるんですか?」と反論。
太田は重ねて「だって、自分たちにその意識がなかったら、『小泉さん、次どうですか息子さん?』って言えないでしょ。自覚があるから。キングメーカーの」と述べ、デーブ・スペクターも「総裁選は20人の推薦人必要だから、裏で…」「影響力はある」としたが、杉村は「そんな影響力ありますか?」と姿勢を崩さなかった。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)