雪が降ったときの車の対策、「逆に危険」新潟民が注意喚起 さすが参考になる…
強い寒気の影響で広い範囲で雪が降り、大雪警報も発令される中、車を停める際に注意すべき点について雪国出身者がアドバイスしている。
22日、日本海側では西日本から北日本にかけて広く雪が降っており、場所によっては大雪警報も発令されるなど、影響が広がっている。そんな中、雪国出身の人からは、雪が降る中で駐車をする際に、勘違いしやすい注意点に関するアドバイスが寄せられた。
■雪が続く見通し
日本付近は強い冬型の気圧配置になっており、上空に強い寒気が流れ込んでいる。日本海側には雪雲がかかっており、とくに北陸では短時間で降雪が増えて交通障害の恐れも。
新潟県や富山県、石川県のほか、北海道や福井県、岐阜県の一部で大雪警報が発令されており、「顕著な大雪に関する気象情報」も発表された。
日本海側ではこの後も雪が続く見通しで、あす23日にかけてさらなる大雪や路面の凍結、着雪、なだれ、落雪などに注意が必要だ。
■「ワイパー上げといたほうがいい?」
X(旧・ツイッター)でも、「大雪警報」「不要不急の外出」などがトレンド入り。
ユーザーからは「外大雪で家から出れん」「大雪で出勤できない従業員多数」「除雪車頑張ってるけど全然追いつくわけもなく…」「仕事終わってから帰れるのか不安になってきた」と悲鳴があがっている。
また、車のドライバーからは「車のワイパー上げといたほうがいい?」「ワイパー上げるの忘れてた」「ワイパーちゃんと上げる癖つけとかなきゃ」「ワイパー、毎回上げ忘れちゃうのなんとかしたい」といった声が。
■立てておくのは「逆に危険」の場合も
確かに一般に、雪が積もるような天気の中で駐車する際には、ワイパーを立てておくとよいとされる。雪でワイパーのゴムが凍結してフロントガラスに張り付き、ゴムが切れたり、モーターがトラブルを起こしたり、フロントガラスが傷つく恐れもある。
しかし、山形県出身で新潟県在住の20代女性は、「雪が降るときは車のワイパーは立てておくのが基本ですが、このくらいの大雪になると立てておくのは逆に危険です」と語る。
■雪の重みで…
ワイパーを立てない理由について、「車体に降り積もった雪の重みで、立てたワイパーがポキっと折れてしまいます」と説明。
「私も昨晩は立てずにそのままたたんでおきました。アパートの駐車場に停められている他の車でワイパーを立てているものは、ワイパーの先っぽしか見えないくらいボンネットに雪が積もっていて、とても心配な気持ちになりました」と明かす。
車のタイヤも、12月の初めにはすぐにスタッドレスに替えるなど、普段から積雪に備えているそうで、今回の大雪にも「確かに交通の便はとても不便になりますが、地元でも毎日雪かきは当たり前だったので、冬はこういうものだという認識でいます」と冷静だ。
22日は北海道から九州まで広い範囲で降雪が観測されており、「今回の寒波は全国的に積雪が観測されているので、ぜひ参考にしていただけたらと思います」と話している。
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(取材・文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)