中華料理店の容器、アメリカ映画で強烈な見覚えが… 「市警ごっこできる」興味示す人続出
アメリカ映画でよく見かける四角い紙の容器。日本にも、この容器を提供する中華料理店があって…。
深夜、刑事が犯人を張り込み中、空腹を満たすため四角い容器に入った料理を頬張る──。アメリカの映画やドラマでしばしば見られるシーンの一つだ。
ネット上では、日本で「あの容器」を提供する店があると話題を呼んでいて…。
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■ハリウッド映画で見覚えのある容器
ことの発端は、11月に投稿されたあるX(旧・ツイッター)ユーザーのポスト。内容としては、ハリウッド映画で見られる四角い紙の箱に入った中華料理を食べられる店があるというもの。
アメリカの映画やドラマでは、夜遅い時間帯に食事する際、特徴的な四角い容器に入ったチャーハンや焼きそばを食すシーンが見受けられる。日本ではあまり馴染みのない形だが、国内でもその容器を提供する店があるようだ。
■アメリカでは有名なチェーン店
調べたところ、件の店は「パンダエクスプレス」であることが判明。アメリカでは、ショッピングセンターや遊園地、スタジアムなどにあるポピュラーな中華レストランチェーンだ。
日本でも、東京や神奈川、愛知県などの商業施設を中心に展開している。ハリウッド映画で見覚えのある容器を提供する店はネット上でも話題に。
「アメリカ式中華料理は気になる」「一回食べてみたい、この箱の中華料理」「市警ごっこやりたい」「トングみてぇな箸で食いたい」など、興味を示す人が続出。
話題の「パンダエクスプレス」の箱、そして気になる味を確かめるため、店舗に足を運んだ。
■気になる注文システムは…
店内に入ると、ショーケースにフライドライスや炒麺といった中華料理の定番メニューが並んでいるが、オレンジチキン、サーロインステーキ、マッシュルームチキンといった肉料理も目立つ。中国とアメリカの融合レストランという印象だ
システムとしては、フライドライスや白米、炒麺などのベースメニュー(主食)とチキンやステーキ等のメイン(主菜)を選んでいくスタイル。ベースとメイン1品の「ボウル」、ベースとメイン2品の「プレート」、ベースとメイン3品の「ビッグプレート」からサイズを選択する。
今回は、サイズは「ボウル」にし、炒麺&オレンジチキン、白米&ブラックペッパーサーロインステーキをチョイス。もちろん、テイクアウトを選択。海外の映画で見ていたあの容器に熱々の料理が入れられるのを見るとワクワクしてくる…。
■中国×アメリカの料理の味に衝撃
パンダが印字された赤色の容器を開けると、ご飯や麺の上におかずが乗っている。アメリカンスタイルなのか、箸ではなくフォークが付いてきた。
まずはオレンジチキンからいただく。カリッと揚げたチキンに甘酢が効いたソースがたっぷりかかっており、酢豚のチキンバージョンという印象。甘酸っぱいソースがクセになる。
下の炒麺はやや短めの麺で、フォークでも食べやすい。キャベツや玉ねぎ、セロリなどの野菜もたっぷり入っていてあっさりした味付け。メイン料理が濃いめの味であることを加味しているのだろう。
サーロインステーキは柔らかく、噛んだ瞬間肉汁があふれる。ブラックペッパーの香りが良く、絶妙にご飯が欲しくなる。特徴的な容器に目を奪われるが、中身の料理も抜群に美味しかった。
クリスマスや年末年始休み、NetFlixで海外映画やドラマを一気見しようと考えている人も多いはず。視聴する際、「パンダエクスプレス」の料理を食べれば、自分が映画の中に入ったような感覚を味わえるかもしれない。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)