冬の缶コーヒー、8割の人がすぐ飲まない理由あった 「生物の本能」に思わず納得…

冬場に缶コーヒーを買うとやりがちな行動。じつに8割近くの人が「経験あり」と判明したのだ。

2023/12/19 04:45

気温が急に上がる日も見られるが、寒い日はとことん寒いのが今年の冬。うっかり服装をミスったり、防寒グッズを忘れてしまった日には、目も当てられない。

そんな迷える子羊にとって希望の光となり得るのが、自動販売機の「ホットドリンク」の存在である。今回は冬場の自販機の「あるある」についてチェックしていこう。


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■ホットドリンクを「カイロ」として使う?

BOSS

冬場の寒い時期、冷たいドリンクが飲みたくなるケースもゼロではないが、やはりホット飲料で身も心も温まりたいもの。

しかしときにはすぐ飲み始めず、指先や懐を温める「カイロ」として活用し、その上で飲み始める…といった手順を踏みたくならないだろうか。

こちらのアンケート調査を全国の10〜60代男女808名に行なったところ、その結果は…。

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■男女共に大多数が…

缶コーヒーグラフ

「缶コーヒーをカイロ代わりにした経験があるか?」という質問に対し、全体の75.9%が「経験あり」と回答。

特に30〜50代の経験割合が大きく、いずれの年代も男女共に約8割が「経験あり」と回答していたのだ。60代になると約6割にまで数値が下がるが、それでも過半数である。

缶コーヒーグラフ

多くの人々にとって身近な「缶コーヒーのカイロ」だが、こちらの「温度」について考えたことはあるだろうか。今回は、大人気缶コーヒーブランド・BOSSを展開する「サントリー食品インターナショナル株式会社」に詳しい話を聞いてみた。

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■「カイロの温度」と比較すると…

サントリーの担当者によると、缶コーヒー(HOT)の温度は「55℃前後」であると判明。

もちろん、数時間使用できるカイロの「持続時間」と比較するのは酷だが、ごく短時間であれば「カイロとほぼ同等の温かさ」で暖をとれるのだ。

しかしメーカーとしては、こうした活用法に対して複雑な心境を抱いているのではないだろうか…。と思いきや、サントリー担当者からは「『飲む』以外にも様々な使い方を見つけて頂いており、大変ありがたいと感じております」「当社としても寒い冬の時期に体を温める、頼れる存在になれているのは嬉しい限りです」と、非常にポジティブなコメントが。

担当者は「他容器と比較して缶は保温性が高いので、そういった側面を支持頂いているのだと考えています」とも分析していた。

BOSS

とはいえ缶コーヒーの本分は「カイロ」ではない。サントリー担当者も「ただ、当然ですが『カイロ』として開発しているワケではありませんので、飲用以外でのご使用についてはご注意頂ければと思います」と、しっかり補足していたのだった。

「美味しさ」と「温かさ」を両立させた缶コーヒーは、まさに冬の「頼れる相棒」と言えるだろう。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ 取材協力/サントリー食品インターナショナル

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年9月30日~2023年10月2日
対象:全国10代~60代男女808名 (有効回答数)

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