動物園で身元不明の遺体が発見 靴をくわえたトラが檻の中をウロウロと…
動物園のトラが靴をくわえていることに、清掃中の飼育員が気づいた。すると付近に男性の遺体があり、その体はボロボロだったという。
このたびパキスタンの動物園で、身元不明の男性の遺体が発見された。アメリカの『NEW YORK POST』やイギリスの『Daily Mail』が報じている。
■トラが靴をくわえ…
6日、パンジャブ州バハーワルプルにあるシェルバーグ動物園で、男性の遺体が見つかった。
動物舎を清掃中の飼育員が、1頭のトラが人間の靴をくわえて歩いているのを発見。不審に思い周囲を調べたところ、男性が倒れていたという。
男性はその場で死亡が確認されたが、救急隊長のザファルーラさんよると、脚をひどく噛まれており遺体はボロボロで、死後数時間が経過していたそうだ。
■遺体の身元も侵入経路も謎
男性の身元は分かっておらず、どのようにして檻の中に侵入したかも明らかになっていない。
地方政府高官のザヒール・アンワル氏は「これは狂人による行為です。常識ある人ならば、命の危険がある場所にわざわざ行かないからです」とメディアに述べている。
さらに「檻はちゃんと施錠がされていますが、裏に階段があるので、そこから入ったのでしょう」といった見解を明かした。
■4頭のトラが襲撃か
現在、侵入経路や男性の身元などを含めた調査が続けられており、正確な死因を特定するために司法解剖を行っている。
檻の中にいた4頭のトラに襲われたと考えられ、飼育員は全員無事であることから、部外者であることは分かっている。
同園は州の野生動物局が運営。他にもライオンやハイエナなどを飼育し、入場料はわずか29円ほどだそうだ。
■檻への侵入はニュージーランドでも
今年4月には、ニュージーランドの大都市オークランドにあり、広大な敷地面積を誇るオークランド動物園での出来事が話題となった。
来園者の男がサイのいる柵の中に侵入し、水浴びのための池で体や頭を洗い、泳いぐなどした。驚いた飼育員たちはサイを安全な場所に誘導して男を取り押さえると、警察に通報し身柄を引き渡したという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)