岸田総理のいる「首相官邸」から一番近いラーメン店はどこ? 過去には安倍総理もこっそり来店していて…

首相官邸での取材後、時間の空いた記者は近辺でラーメン店を探すことにした。そんな折、官邸の裏門近くでとあるお店を発見し…。

立て直しが急がれる岸田文雄政権。総理が執務を行う東京・赤坂「首相官邸」周辺には、国会議事堂、衆議院議員会館などが位置しているが、この官邸に一番近い「ラーメン店」はどこなのか。それが気になって仕方なくなったsirabeeは現地を散策した。


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■支那麺はしご 赤坂店

はしご

東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅、南北線「溜池山王駅」に囲まれるように位置する首相官邸。官邸の隣には総理の住まいである首相公邸がある。ここへの居住は総理本人の自由となっているが、岸田総理は総理就任直後である2021年12月からこの公邸に引っ越している。

そんな官邸の門から一番近いラーメン店がどこなのか気になった記者は、周辺をリサーチ。南側にある門から徒歩30秒の場所に「支那麺はしご 赤坂店」を発見した。

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■香り高くスッキリした担々麺

はしご

このはしご、ラーメン通には言わずと知れた名店である。東京の銀座6丁目に本店、同じく銀座4丁目、8丁目、新富町、新小岩に支店があり、名物は「担々麺」(900円)。“たんたんめん”ではなく“だんだんめん”と呼ぶのがこちらの流儀で、店に来た客のほとんどがこの担々麺を注文する。

担々麺といっても一般的な甘辛くクリーミーなものではなく、はしごの担々麺はスッキリとした醤油ベース。八角などの中華スパイスや芝麻醤を利かせた奥深い辛さ、そして芳醇さが楽しめるまさに四川料理の味だ。

麺は細麺で喉ごしが良く、スープのコクを味わった後にくる柚子の風味がじつに心地よい。客はみな、無料ライスに卓上のたくあんを敷き詰め、ラーメンの着丼を待っている。

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■「太肉(だあろう)担々麺」

はしご

品書きには、この担々麺の他、ザーサイを乗せた「搾菜(ざあさい)担々麺」、同じく蒸し鳥細切りの「鶏絲(ちいすい)担々麺」、揚げ豚の「排骨(ぱいこう)担々麺 」と、具材違いが並ぶ。

記者のおススメは、一日以上煮込み、箸で切れるほど柔らかくなったぶ厚い豚肉の乗る「太肉(だあろう)担々麺」(1,100円)。シンプルな味付けの豚肉は角煮のようなホロホロ食感で、担々麺のスープをしっかり吸い込ませ食べると最高で激ウマなのだ。

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■安倍総理も楽しんだ味

はしご

店内に、政治経済誌『月刊リベラルタイム』(リベラルタイム出版社)2015年11月号の記事が貼られていた。

同誌によれば、2015年1月13日、当時の安倍晋三総理が同店で「太肉担々麺」を食べたことが記されており、その際は秘書官ら十数人での来店だったそうだ。確かに日本経済新聞の1月13日「首相動静」にも、「13時25分 赤坂のラーメン店『支那麺はしご赤坂店』で秘書官」という記述がある。そして27分後には次の場所に到着しており、多忙なスケジュールの合間を縫って、束の間のラーメンタイムを楽しんだことが想像できる。

今の岸田総理にはそんな余裕がないかもしれないが、首相官邸の真横に安くて美味しいこんな店があったとはじつに意外だった。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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