太田光、安倍派議員の裏金疑惑で安倍晋三元首相の影響を推測 「生きてたときは…」
自民党・安倍派幹部議員に続々と明るみになった裏金疑惑。検察が動き出しているとも言われる中、太田光は安倍晋三元首相の死去が影響しているのではと…。
自民党・安倍派議員の裏金疑惑に、爆笑問題の太田光が10日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)でコメント。疑惑が明るみになったことに、安倍晋三元首相が亡くなったことが影響しているのではないかと推測した。
■安倍派幹部に裏金疑惑
安倍派をめぐっては、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・政調会長、高木毅・党国会対策委員長、世耕弘成・党参院幹事長、塩谷立・安倍派座長の6議員が、パーティー券収入のキックバックを受けながら、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いが持たれている。
番組はこの件をトップで扱い、TBS取材班が安倍派国会議員から得た証言として、こうした慣例が20年ほど前から続けられていたと紹介。組織的に裏金作りが行われていた可能性を指摘した。
■安倍元首相の影響に言及
元東京地検最高判事・細野敦氏によると、既に東京地検は内偵捜査を進めていることが考えられるとのこと。元内閣参与の岸博幸氏やTBS政治部長・後藤俊広氏も、検察の動きについて解説していく。
すると太田は、「20年前からやってて、今検察が動き出してるっていう、このタイミングは何か意味があるんですか?」と質問。さらに、「ちょっとうがった見方をすると…」として、「安倍さんが生きてたときは、安倍さんに忖度していたと。検察側が」と述べ始めた。
■「安倍派の力が弱まった。それでこのタイミングで…」
さらに、「で、それで安倍さんが(亡くなって)、安倍派の力が弱まった。それでこのタイミングで動き出したっていうような…」と続け、「もちろん想像に過ぎませんが」とはしながらも、安倍元首相の存在が影響していたのではとにらむ。
岸氏はこの疑問に、「裏金とか不記載の金額が一番大きかったのが安倍派だったってのが、当然、一番大きいんですけども」などとしながらも、「ただ以前、(安倍元首相に)人事に手を突っ込まれたってのは頭の片隅にあって、それがモチベーションになっている可能性はありますよね」と太田の意見に一部共感した。
■検察へのチェック機能の必要性も
太田はさらに、「いわゆる、忖度って言われたじゃないですかいろいろ? 安倍さんのときはね」「このタイミングで動き出したことで、検察がそういうことで動いたり動かなかったりするんだとすれば、検察自体の体質を誰がチェックするのかっていうのは難しいですよね」と、検察へのチェック機能に言及。
「三権分立ですから、当然、政治をチェックするのは検察ですけど、検察側が忖度によって左右されてたってのは、今度は誰がチェックするんだろうっていうのは、素朴な疑問として感じる」と、公平公正な組織運営を求めた。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)