宮城県気仙沼市「横田屋本店」究極のほや塩辛に感動 創業の味とリニューアル版どちらも絶品

宮城県で絶大な人気を誇る気仙沼市・横田屋本店のほや塩辛が絶品すぎた…。

2023/12/07 05:30

三陸地方を中心に食べられている、「ほや」。海のパイナップルとも呼ばれるフレッシュな美味しさがたまらない海産物だが、痛むのが早く生産地の近くでないとなかなかベストな状態で食べることができないのがネックだ。

そんなほやを地元以外で最上の状態で食べる方法のひとつが塩辛。東北では当たり前にほやの塩辛をスーパーでも見かけるが、ほやの名産地である宮城県で50年間ほやの塩辛を販売し続けているお店がある。


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■気仙沼市「横田屋本店」

その店とは、気仙沼市にある「横田屋本店」。東北道のサービスエリアに行ったことがある人は、きっと商品を見たことがあるだろう。旬の短いホヤを一年中食べられるようにと焼酎に漬けて塩辛にした、昭和48年生まれの創業当時の塩辛と、2019年にリニューアルした塩辛を送っていただいたので、食べ比べてみることにした。

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■リニューアルバージョンのほや塩辛

まず食べてみたリニューアルバージョンのほや塩辛は気仙沼産の煮切り地酒を使用しており、ほや特有の味わいを残しつつ、ほやの臭みなどは一切感じられない仕上がりに驚き。たまらない美味しさに仕上がっている。

そのままの食べ方以外でお勧めが、わさび茶漬けにほや塩辛をのせた「ほやわさび茶漬け」。わさびの香りとほやの甘さの相性は素晴らしく、ぜひ試してほしい組み合わせだ。

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■復刻版のほや塩辛

復刻版のほや塩辛も同様に臭みは一切ないのだが、焼酎を使用しているためアルコールの風味が後味にがっつりと来る。八戸に住んでいるほや塩辛好きの方が「ほやの塩辛はお酒と合わせるのが最高」と言っていたが、これはまさにそれを体現した塩辛と言っていいだろう。

しかし、アルコールの風味が強いためどうしてもお酒好き以外は少量しか食べられない可能性がある。そういったときにおすすめなのが、オーブンを130度程度に予熱してほや塩辛を1時間ほど加熱する方法。焼酎のさわやかな風味を残しつつアルコールを飛ばせるので、サクサクのほやスナックができあがる。ミックススパイスをかければビアスナックとしても最適だし、おやつにもOKである。

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■ほやキムチも感動の味

そしてもうひとつ送っていただいたのが、人気商品の「ほやキムチ」。記者は正直に言って、この味にいたく感動した。お土産によくある海産物のキムチはタレをかなり甘辛く濃くしてあり、素材の風味が消えているものが多い中、横田屋本店のほやキムチはタレの甘さが控えめで、シンプルな味付けになっている。そのため、ほやの風味が最大限に生かされているのだ。これは原料に使うほやの鮮度が良くないとできないはずだ。

ほやキムチはそのまま食べるのがもっともお勧めだが、料理に使うとしたらシンプルに卵とほやキムチを使ったほやキムチチャーハンや、最近流行りの韓国風おにぎり「チュモッパ」に入れるのが良いだろう。

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■インスタグラムでキャンペーンも

リニューアル後のほや塩辛は、誰でも楽しめるためお土産にも最適。東北旅行の際はぜひ探してみてほしい。

また、復刻版もお酒を飲む人や、年配の方への贈答にも適しているはず。10日まで横田屋本店のインスタグラムでキャンペーンも行っているようなので、気になる人はそちらへも参加してみてはいかがだろうか。

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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男

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