「詐欺メール」のリンクをクリックしてしまった経験は? かなりの男女差も判明
最近は手口も巧妙化している詐欺メール。思わずリンクをクリックしてしまった人の割合を調査。
インターネットが当たり前になった時代の徒花なのか、日々届く怪しいメールにうんざりしている人も少なくないのではないだろうか。
とくに長く使っているメールアドレスは、どこで流出したのか、迷惑メールも多く届くかもしれない。
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■リンク入りのメールで…
迷惑メールの中でも詐欺を目的としたものは、メールにリンクが貼られているのが一般的。クリックしてアクセスすると個人情報などが抜き取られる恐れも。
通販業者やクレジットカード会社、携帯電話キャリアなどを名乗り、「支払いが滞っているため至急対応するように」といった、受信者を焦らせるような文言が書かれている。
また、身に覚えのないオトナ系サイトの利用料を請求するタイプのメールも。迷惑メールフォルダに届くようにして無視するのが一番なのだが、こうしたリンクをどれくらいの人がクリックしてしまっているのだろうか。
■4割が経験あり
Sirabee編集部が、11月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「詐欺メール」について調査したところ、詐欺メールのリンクを「何度もクリックしてしまった経験がある」と答えた人は、3.6%。
「1〜2回はクリック経験がある」という人が33.6%で、全体の4割程度は詐欺メールのリンクをクリックした経験があることがわかった。
■男性のほうが…
詐欺メールにもさまざまなタイプがあるが、前述したオトナ系サイト利用料詐欺は少なからぬ割合を占めるだろう。男性の場合、身に覚えがなくてもドキッとしてしまうかもしれない。
そのせいか、今回の調査結果を男女別に分析してみると、「何度も」「1〜2回は」のいずれにおいても男性が女性を大きく上回り、男性のクリック経験率は女性より8ポイント高いことが判明。
怪しいメールはクリック以前にまずは開封せず、冷静な対応を期待したい。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)