”唐揚げレモン論争”をあらためて検証 「かける前に必ず聞いて」は1割
SNSなどで論争となることが多い「唐揚げにレモン」問題。調査してみたら…。
居酒屋などのメニューでも、お持ち帰りのお惣菜としても大人気の唐揚げ。自宅でつくる際にも、何で下味をつけるかなど、それぞれの家庭ごとに工夫があるメニューだろう。
そんな唐揚げには、人気だからゆえか、切っても切り離せない問題がある。いわゆる、「唐揚げレモン論争」だ。
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■レモン絞る前に一声?
脂っこい揚げ物をさっぱり食べるため、必ずと言っていいほど添えられているのが、カットレモン。唐揚げはもちろん、とんかつやエビフライなどを注文した際にも添えられているのが一般的だ。
定食などではかけたい人が自由にかけることができるが、問題は、会食などで大皿で出てきたケース。「レモンを絞るかどうか一声かけるべき」という意見がSNS上でしばしば見られる。世間は実際、どのように考えているのだろうか。
■「聞かなくてOK」が多数派
Sirabee編集部が、11月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「唐揚げとレモン」について調査したところ、かけるかどうか「必ず聞いてほしい」と答えた人は12.6%。
「できれば聞いてほしい」が33.2%で、聞いてほしい派は5割に満たなかった。最も多かった答えは「聞かないで問題ない」で47.8%。「煩わしいので聞かないでほしい」と答えた人も6.4%存在する。
意見は大きく二分されているとはいえ、「聞かないでOK」という意見が多数派なのは注目に値する。
■世代差は小さい
この唐揚げレモン論争、世代による意識差はあるのだろうか。今回の調査を年代別で見てみると、大きな傾向の差は見られないが、「必ず聞いてほしい」と答えた人が最も多いのは60代で13.6%。
ただ、「できれば派」と加えると30代が最も気にしていることも判明している。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)