度会隆輝だけじゃない… 生粋のベイ党&先輩・牧秀悟イジりも披露する、“信頼の中央大学ブランド”石田裕太郎の魅力【DeNA】
幼い頃からベイスターズファンだったというDeNAのルーキー・石田裕太郎。明るいユニークなキャラを持ち前に、今後の活躍に期待。
DeNAのルーキーといえば、3球団競合の末ドラフト1位で入団した度会隆輝がベイスターズのみならず世間の注目を浴びているが、他にも個性豊かな選手が名を連ねている。
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■ベイスターズファンの大卒ルーキー
中でも5位入団の石田裕太郎の“縁”と“キャラクター”も見逃せないポイントだ。
入団会見では「ハマのルパンでお願いします」と一風変わったキャッチフレーズを披露し会場をどよめかせるも「勝利を怪盗する」と意味を説明すると、一同感心したような雰囲気に一変させた。
また子供のころはファンクラブにも入会し、野球で忙しい中でも横浜スタジアムに通ったエピソードを持つ右腕は「自分もファンであったので、選手兼ファンの石田裕太郎をよろしくお願いします」と初々しく挨拶。この日の会見ではファンも同席していたこともあり、より一層大きな一体感に包まれた。
■ユニークなキャラ炸裂
さらに「シーズンで10回程度」生観戦した際は「見る試合見る試合、三浦大輔監督が先発していた試合だったので、勝手ながら“D三浦”と言わせていただいていました。投球スタイルもコントロール重視なのでとても見習うところがあるので、いっぱい質問して自分も“D三浦監督”のようになれるように頑張ります」と意気込んだ。
しかしその後の取材では「ぶっちゃけいうと小中学生のときはピッチャーじゃなかったので…筒香(嘉智)選手を見に行ってました」と告白。但し「リストバンドのガチャガチャやったら偶然三浦監督のが出て。それは今も持っているので、それも一つの縁なのかなと思いますね」とほっこりした笑顔を見せた。
ユニークなキャラは25日に行われた「ファンフェスティバル」でも炸裂。自己紹介の際にいきなり「先輩の牧選手のモノマネをしたいと思います。逆方向にホームランを打つ牧選手」とブチ上げると、口でマネトランペットで応援歌を口ずさみながら独特のフォロースルーを再現し、最後は「デスターシャ」で締めてみせた。
中央大学出身の選手といえば、大洋時代の中塚政幸氏、高木豊氏、ベイスターズに変わってもV戦士の川端一彰氏、現役では神里和毅と言わずと知れた牧秀悟とキラリと輝く名選手がズラリと並ぶ。地元横浜出身で、家族揃ってベイスターズファン。さらに明るいキャラクターと縁と野球以外の面でも魅力的な右腕。偉大な先輩に肩を並べ、そして追い抜く要素を、石田裕太郎は持っている。
■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
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(写真・取材・文/Sirabee 編集部・萩原孝弘)