17歳少女が恋人に「あなたの母親を殺して」と要求 応じてもらえず自ら凶行に
背後から石で殴られ、死亡したとされる50代の母親。犯行に及んだのは、30代の息子が交際中の未成年の少女であり、「こいつは邪魔だ」と考えた末の凶行だった。
「人をふたり、殺しちゃった」。10代の少女が、関係者にそんなメッセージを送信した。その後に明らかになった衝撃的な犯行の経緯を、『Cleveland 19 News』『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。
■「5時間以内にお母さんを殺して」
アメリカ・オハイオ州で暮らす少女(17)は、年上の男であるジョナサン・ジョーンズ(33)と交際していた。
しばらくするとジョーンズの寝室でこっそり寝泊まりするようになったが、どうにも居心地が悪い。ジョーンズの母親のニコールさん(53)が、同じ家で暮らしていたためだ。
「このままでは普通のカップルにはなれない」と考えた少女は、ジョーンズに「5時間あげる。その間にあなたのお母さんを殺してよ」と要求。しかしジョーンズが応じなかったため、少女は自分でニコールさんを殺すことにした。
■背後から襲い殺害
外に出て石を拾った少女は家に入り、キッチンにいたニコールさんに背後からそっと接近。何も気づいていないニコールさんを何度も石で殴りつけ、さらには首を絞めるなどして息の根を止めた。
その後、少女とジョーンズは近くの店に行き、防水布やゴミ袋を購入。キッチンを掃除してニコールさんの遺体を包み、車で近くの団地に運び、大型ゴミ容器に捨てて立ち去った。
ゴミ容器内の物は全て最終処分場に運ばれたため、遺体が見つかる可能性はほぼなくなった。
■逮捕されたふたり
遺体を捨てたふたりは、そのままメキシコに移動。しかし少女が過去に世話になったグループホームの看護師に、「人を殺してしまったの、ふたりもね」「今、逃走中なんです」というメッセージを送信したことで、警察が動いた。
ニコールさんが姿を消したことを確認した当局は、ただちに捜索を開始。少女とジョーンズをメキシコで発見し、逮捕した。
■裁判を受けることに
ニコールさんを殺害した少女は未成年ではあるが、大人と同じ裁判を受けることになった。ニコールさん以外にも人を殺した事実があるのかなど、不明な点も残っている。
また未成年である少女との接触を禁止されていたとされるジョーンズのほうも、母親を殺害したとして起訴された。
当局は死亡したニコールさんについて、「少女がジョーンズの寝室に転がり込んでいたことに、気づいていなかった可能性がある」との見方を示唆。悲惨な最期を遂げたニコールさんに同情する声が、多く上がっている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)