コンビニに入ると目がいく甘~いアレ つい買ってしまうと答えた人は約3割
コンビニ各社が腕をふるって新商品を出してくる。過去には大ヒットして品薄になった商品も。
飲み物を買うためにコンビニに立ち寄ったが、つい目が行くのはホットスナックやスイーツのコーナー。あ、見たことがない商品が並んでいるけれど…。
■コンビニスイーツの新商品を見るとつい…
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で27.7%の人が「コンビニスイーツの新商品を見るとつい買ってしまう」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は23.1%、女性は32.2%という結果になっている。
■スイーツ好きの妻と娘のために
編集部が話しを聞いた40代の男性は、「妻と娘がスイーツ好きなので、出先で美味しそうなものを見つけると買ってしまうのですが、コンビニでも見たことがない商品が出ていると、つい手が伸びてしまいます」と述べた。
ときに不評だったり、ときにまた買ってくるよう頼まれたりと、家族であれこれ言いながら食べるのが彼の家庭での新商品の楽しみ方だと語ってくれた。
■火付け役は「プレミアムロールケーキ」
いまや、各社が次々と新商品を発売し、ヒット商品がトレンドとなることもあるコンビニスイーツ。その火付け役となったと言われているのが、ローソンから2009年に発売された「プレミアムロールケーキ」だ。
その開発・製造に大きく関わったというコスモフーズの公式HPによると、当時のコンビニスイーツは、大容量のプリンや大きなシュークリームといった男性向けの商品が多かったという。しかし、巷では「デパ地下スイーツ」が大人気。女性向けのスイーツは人気が出るはずだとの読みから開発がスタートしたそうだ。
■幾多の苦労を乗り越え空前の大ヒット
しかし、開発には幾多の苦労があった。それまで植物性油脂も併用していたクリームを、女性受けするものに作り変えるため、生クリームの銘柄の組合せや配合率を変えての試作は200を超えたという。
また、柔らかなロールケーキを1人用にカットするのは難しく、1人分のスポンジを先に巻き、そこにクリームを流し込むというアイディアに行き着くまでに試行錯誤を繰り返した。その甲斐あって、発売されたプレミアムロールケーキは、5日間で全国100万個の販売を記録。想定外の売れ行きに生産調整をする事態に陥るほどだった。
こうしてプレミアムロールケーキがコンビニスイーツの新たな扉を開き、いまのコンビニスイーツ人気へとつながっていったという。そんな歴史を踏まえて、普段あまりスイーツは買わないという人も、コンビニに立ち寄った際は、どのような商品が出ているのかチェックしてみるのも面白いのではないだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)