マッサージチェア使用中の留学生が刺殺 同ジムに通う男が逮捕され「不気味だった」
ジム内のマッサージチェアを使用していた大学院生が、理不尽な理由で頭を刺され、命を落とした。
アメリカに留学中のインド人大学院生を刺殺した疑いで、同じジムに通う男が逮捕された。『NDTV News』『News 18』などが報じた。
■ジム会員のインド人留学生
10月29日午前9時頃、インディアナ州の大学院に通う男性(24)がフィットネスジムを訪れた。男性はインドからの留学生で、約1年半前から同大学院でコンピュータサイエンスの修士号取得を目指していた。
勉強以外にも体を動かすことを日課にしていたようで、大学近くのフィットネスジムの会員になり、頻繁に通っていた。
この日の男性はワークアウト後、マッサージ室内にあるマッサージチェアに座っていたという。
■こめかみ付近を刺され死亡
この時、同じくジムに通っていた男(24)が同室に入って来て、男性の頭部を刃物で突き刺したそうだ。
すぐに救急隊員が駆けつけてマッサージ室に入ったところ、チェアに腰かけた状態の男性を発見。出血がひどく、床やチェアには血だまりができるほどだった。男性の意識はすでになかったため、急いで病院に搬送された。
凶器となったナイフは男の所有物で間違いなく、同室内のカウンター上に残されていたという。
■殺人容疑で男が逮捕
男はナイフを常にポケット入れ、携帯していた。仕事場で箱を開けるときに使用していたからだそうだ。
病院に搬送された男性は治療の施しようがなく、2日後に死亡が確認された。傷は深かったようで、脳幹にまで達していたという。
男性の死亡を受けて、警察は殺人事件として捜査を開始。その後すぐに容疑者の男を特定できたようで、同ジムに通う男が逮捕された。男は「朝、マッサージをリクエストしていた。マッサージ室に行くと、あの男性がいてとにかく不気味だった」などと話した。
■男は正当防衛を主張
男は容疑を否認しながら、「自分自身の身を守るためにやったこと。とっさにリアクションしてしまった」などと、正当防衛を主張している。
捜査関係者によると、男は元高校フットボールの選手で、約120キロのペンチプレスを上げる「マッチョ男」だという。その一方で亡くなった男性は細身体系で、ふたりには面識がないとみられ、事件の全容解明に向けて今後も捜査は続くという。
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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら)