同期入団の仲間とも「もう仲良くなりました」 天真爛漫なドラ1ルーキー・度会隆輝が持つ、類まれなるコミュニケーション能力【DeNA】
ドラフト1位ルーキーの横浜DeNAベイスターズ・度会隆輝。ファンや報道陣をも沸かせる天真爛漫で明朗闊達な性格は、チームカラーにもジャストフィット?
3球団競合の末、相思相愛の横浜DeNAベイスターズに入団したドラフト1位ルーキーの度会隆輝。その類まれなる底抜けの明るさが際立っている。
関連記事:あえて社会人野手・度会隆輝を1位指名 弱点埋めよりポテンシャル重視のベイスターズ戦略【2023年ドラフト会議】
■眩しい笑顔がセールスポイント
22日の仮契約で感想を聞かれた際は「人生でハンコを押すことが3回目ぐらいだったので、不思議な感じでした。ハンコを押す喜びを感じました」まさかのハンコにフォーカス。
ENEOSで指導を受けたイチロー氏に「イチローさんのバットに当てる技術だったり、遠くに飛ばす技術」に感服していたが「都市対抗でホームラン打った後に『度会くんいいバッティングしたね。ヒーローインタビューも面白かったよ』と言ってもらえた」と振り返った際はまさかの声真似を披露し、周囲を驚かせた。
24日に行われた新入団選手記者発表会でも冒頭から“らしさ”全開。いの一番の挨拶で少し言いよどむと「ドタバタしてすみません」と謝罪後、自らテイクツーでやり直し。
ユニフォームを着ての感想には、大抵の選手が「プロになった実感が湧きました」などのコメントを残すが、「素材もすごく良くて、軽くて動きやすい」と珍回答。三浦大輔監督の印象にも「まず声がイケボで」と発言し、隣の監督も思わず苦笑いするなど、会場に集まったファンや報道陣を湧かせ続けた。
■同期のルーキーたちとも結束深める
会見終了後のフォトセッションでは、自分の携帯でビジュアルチェックを行い、さらにカメラマンの撮った写真を「エアドロップできないですかね」とおねだり。
カメラからはできないと知ると、自分の携帯でカメラマンに撮ってもらうなど自由に動き回り、同期入団のルーキーたちとも「もう仲良くなりましたね。自分の性格を理解してもらいました。楽しくやれています」と早くも結束したとニヤリ。
ドラフト2位・松本凌人も「度会くんがいっぱい話したので、それに続いていけた」とし、3位の武田陸玖も「始まる前からすごく緊張していたんですけど、度会さんが和ませてくれたのでやわらいだ」と口にするなど、早くも「セールスポイントの笑顔と元気でみんなを幸せにする」との目標は実現しているようだ。
天真爛漫で明朗闊達。とにかく明るい度会隆輝の存在は、ベイスターズのチームカラーにもジャストフィットすることは間違いない。
■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
・合わせて読みたい→あえて社会人野手・度会隆輝を1位指名 弱点埋めよりポテンシャル重視のベイスターズ戦略【2023年ドラフト会議】
(取材・文/Sirabee 編集部・萩原孝弘)