神戸の映画館、大量出現したポスターに目を疑う… 埼玉県民は「宣戦布告」と認識
映画館・OSシネマズ神戸ハーバーランドにて、あまりに偏りが強い『翔んで埼玉』ポスターを発見。その理由に、称賛の声が寄せられているのだ。
「自虐」と「愛情」は表裏一体。奥ゆかしさや謙虚さを美徳とする日本人は、自虐ネタを得意とする一面を持ち合わせているのだ。
なお現在、そんな「自虐映画の極致」と呼ぶべき作品『翔んで埼玉』のポスターをめぐり、とある映画館がX(旧・ツイッター)上で話題となっているのをご存知だろうか。
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■『翔んで埼玉』…だよな?
まず注目したいのが、Xユーザー・藍珠さんの投稿した1件のポスト。
「MOVIXさいたまの『翔んで埼玉』全振り広告が話題だけど、OSシネマズ神戸ハーバーランドも大概なので見て」と綴られた投稿には、映画館内で撮影したと思しき写真が添えられている。お馴染みの「縦長」ポスターがズラリと並んだ光景だが、主演を務める二階堂ふみ、GACKTのポスターは一切見当たらない。
なんと、こちらのスペースでは全て「藤原紀香のポスター」が貼り出されていたのだ。
■一体なぜこんな事態に
23日公開の映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』を受け、埼玉県内は「翔んで埼玉一色」となっている。
さいたま市内の映画館・MOVIXさいたまには気合いの入れようが凄まじいディスプレイが並び、フジテレビは11月14日(埼玉県民の日)以降、番組スタッフロールにて埼玉出身者をあぶり出すという荒技をやってのけているのだ。
また今作は関東だけにとどまらず、関西にも存在する「地域格差」にメスが入れられる点にも注目。藤原は「神戸市長」役で同作に出演するため、神戸市の映画館「OSシネマズ神戸ハーバーランド」は、前出のプロモーションに打って出たものと考えられる。
そこで今回は、同館の運営会社である「OSシネブラザーズ株式会社」に、詳しい話を聞いてみることに…。その結果、「自虐界の帝王」と名高い埼玉県民に負けず劣らず、キャラの濃い神戸市民の素顔が明らかになったのだ。