オリックス、ドラフト1位の横山聖哉と仮契約 「球界を背負えるような選手になりたい」【週刊バファローズ】

18日、オリックス・バファローズと仮契約を結んだ上田西高校の横山聖哉。高校通算30本を記録した打撃力を持ち、「最速149キロを誇る強肩を生かした守備は一級品」とスカウトを担当した小松聖は太鼓判を押す。

2023/11/22 13:55

オリックス・バファローズ横山聖哉

18日、オリックス・バファローズはドラフト会議1巡目で指名した長野・上田西高の遊撃手、横山聖哉と仮契約を締結した。横山は上田西高で1年からベンチ入りし、2年からレギュラーになると投手も兼任。今年の夏には甲子園にも出場している。


関連記事:オリックス続々と仮契約 ドラフト4位の堀柊那「ケガをしない身体をしっかり作りたい」【週刊バファローズ】

■「将来性抜群の逸材」

横山を担当した小松聖スカウトは「走・攻・守3拍子揃った高校生No,1遊撃手。軽快なフットワークと投手としても最速149キロを誇る強肩を生かした守備は一級品。身体能力も高く、将来性抜群の逸材」とショートとしての才能とともにピッチャーとしての適正についても太鼓判を押していた。

オリックスでは、高校通算30本を記録した打撃力を買っており、内野手での起用が濃厚だ。

関連記事:オリックス貧打も首位堅守に 中嶋聡監督「申し訳ないという言葉しか…」【週刊バファローズ】

■横山「より一層気が引き締まりました」

仮契約を済ませた横山は「仮契約をしていただき、より一層気が引き締まりましたし、はやくユニフォームに袖を通してオリックスの一員としてプレーしたいという気持ちが強くなりました。オリックスはチームワークが良くて、あたたかいチームという印象です。ファンの皆様から愛され、将来的には日本代表として、球界を背負えるような選手になれるように頑張ります!」と力強くコメント。

この日は球団のOBでメジャーリーガーの吉田正尚からサプライズでバットを贈られるなど、期待の高さが伺える。

関連記事:横山英幸大阪市長、オリックスの始球式で“禁断発言” 「1番言ってはいけない言葉」

■“紅林のライバル”として期待?

オリックスでは、紅林弘太郎がゴールデングラブ賞にあと1票まで迫るなど、ショートのレギュラーとして活躍しているが、サードの宗佑磨も含めて、西野真弘、野口智哉、宜保翔、山足達也、太田椋、ベテランの安達了一と内野手争いは熾烈となっている。

ここにルーキーの横山がいきなり入っていくのは酷な話かもしれないが、まずは太田、宜保、紅林が通ったように、ファームの試合に出続けることで、プロの世界に慣れることにより、近い将来、紅林のライバルとして台頭して来ることを球団としては期待したいところだろう。

オリックスは今月中にも新人選手の入団会見を行う見込みだ。

関連記事:オリックスを3連覇に導いた中嶋聡監督、続投を発表 湊通夫球団社長も「しっかりサポートしていく」【週刊バファローズ】

■執筆者プロフィール

どら増田
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

・合わせて読みたい→オリックス続々と仮契約 ドラフト4位の堀柊那「ケガをしない身体をしっかり作りたい」【週刊バファローズ】

(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

オリックス・バファローズ 2023 パ・リーグ優勝記念号【Amazonでチェック】