31歳・指原莉乃の「卵子凍結」が話題 費用は100万円になる場合も…東京都の助成金“1人当たりの上限”は
きょう31歳の誕生日を迎えた指原莉乃が「卵子凍結済」であることを報告し、ネット上では「勇気出るな」の声が。東京都では今年10月より卵子凍結に係る費用の助成を開始している。
タレント・指原莉乃が21日、公式X(旧・ツイッター)で誕生日を迎えたことを報告。自身の卵子凍結をしていることに言及し、反響を呼んでいる。
■「卵子凍結済みで生活してます」
指原は、「31歳になりました。今年も今のところ結婚願望なし、卵子凍結済みで生活してます」と報告。「歳を重ねることは、何とも思わないような少し嫌なような、なのですが、それ以上にやりたいことや趣味の選択肢が増えて、今とても幸せです。大人、楽しんでます!」とつづった。
この報告に、ユーザーから「さっしー卵子凍結してるのか」「卵子凍結済み公表するのすごいと思う」「さらっと公開するあたりさすが」といった声があがり、「卵子凍結」がトレンド入りした。
■将来の妊娠に備えて
卵子凍結は、女性が将来の妊娠に備えて、卵子を取り出して凍結保存しておくことで、子供を授かりたいタイミングで体外受精し、体に戻すという仕組みとなっている。
元々は病気の治療のためにすぐに妊娠できない女性のためのものだったが、近年は仕事などを理由に、年齢の若い間に卵子を保存して将来に備えるという人も増えているという。
■東京都が助成を開始
ただ、採卵・凍結に数十万円、保管に1年間で数万円の費用がかかり、総額で100万円ほどになるなど、高額の費用がネックになるケースも。
そこで東京都では今年10月より、卵子凍結の費用と、凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成を開始した。
卵子凍結の助成は、凍結を実施した年度は上限20万円、その後の保管は1年ごとに一律2万円(最大5年間)、合計30万円を予定。
対象は東京都に住む18歳から39歳までの女性(採卵を実施した日における年齢)。また、都が開催する説明会に参加する、説明会への参加申し込みから助成金を申請するまでの間に都内に住民登録をしている、凍結卵子の売買、譲渡、海外への移送などを行わない、都が実施する調査に協力する、といった条件がある。
■「勇気出る」の声も
採卵や高齢での妊娠には健康上のリスクもあるとされ、また必ずしも妊娠できるとは限らない。Xでも、「卵子凍結して、100%受精受胎すると勘違いする人多そう」「いろいろ大変さを知っていると悩ましい」「卵子凍結しても絶対妊娠できるわけじゃないからね」といった声も。
それでも、「さっしーが卵子凍結してるのなんか勇気出るな」「自由に生きながらも卵子凍結することで将来の選択肢まで広げてるところ30代の生き方として理想」「将来の選択肢のためにもしとこうかな」と前向きな声も寄せられ、「さっしーみたいにさらっと言えるのが普通の世の中になるといいな」と願う人も見受けられた。