フードデリバリー配達員が客に「尿」を届け解雇 故意ではなく事故と釈明するも…
デリバリーでミルクシェイクを注文した男性に、降り掛かった災難。「一口飲んだ瞬間、中身が尿だと気づいた」と語っている。
フードデリバリーサービスの配達員が、客に注文されたミルクシェイクの代わりに自分の尿を配達。わざとではなく事故だったと主張していることを、『Delish』『Daily Mail』などの海外メディアが報じた。
■フードデリバリーで尿が…
アメリカのユタ州で、シカゴに拠点を置くフードデリバリー会社『グラブハブ』の配達員の男性が、客に「自身の尿」を届けたとして問題になっている。
注文したケイレブ・ウッズさんは、地元メディアに対して「配達されたカップにストローを差し込んで一口飲んだ瞬間、中身があたたかい尿であることがわかりました」と語っている。
■長時間労働で仕方なく?
その日、ウッズさんはグラブハブを経由し、ファストフード店でフライドポテトとミルクシェイクを注文。しかし、届いたのはミルクシェイクではなく尿だったのだ。
セキュリティシステムの記録によると、ウッズさんは配達を終えてもまだ出発していなかったドライバーに対して、「カップを間違えたのか? おしっこが入っていたよ」と声をかけたという。
すると配達員はカップを取り違えたことを認め、長時間労働のために車の中でカップに用を足していたことを告白。さらに、わざとではなかったと釈明した。
■返金されたのは代金の一部
他人の尿を口に入れてしまうという衝撃的な事故にもかかわらず、ウッズさんには注文の代金の一部が返金されたが、全額は補償されなかったという。
ウッズさんは「注文には25ドル(約3,800円)くらいかかったと思います。食べ物の実費である18ドル(約2,700円)は返してくれましたが、配達料や私が渡したチップは返してくれませんでした」とメディアに語った。
■配達トラブルが相次ぐ
グラブハブはこの事件について、「当社は運転手に対して直ちに措置を講じ、当社との契約を終了した。また、顧客と連絡を取った担当者を指導している」とコメントした。
また、今年初めには別のフードデリバリー会社であるドアダッシュのドライバーが、十分なチップを得られなかったことに立腹。配達した食べ物につばを吐きかける様子が監視カメラに映り、同社は声明で謝罪している。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)