シングルマザーが元カレからDVとリベンジポルノ被害 被害申告受けた警察が捜査開始
破局後に、元カレがプライベート動画をSNSで公開。無断で売っていたことも知ったシングルマザーの女性が、インフルエンサーに救いを求めた。
リベンジポルノが原因で、大事な仕事を失ったシングルマザー。警察に相談するまでの経緯について、タイのメディア『Thaiger』などが伝えている。
■暴力を振るう年下の恋人
タイで暮らすシングルマザーの女性(29)は、食品配送ドライバーとして働きながら2人の息子(12、7)を育てていた。
そんななか、たまたま職場で知り合った男(25)と意気投合し、少し前に交際を開始。しばらくは順調に愛を育んでいたが、男は徐々に女性を手荒に扱うようになった。
8月10日には「俺の故郷に行こう」と誘われたが、「仕事と育児があるから無理」という女性に男は激高。激しい口論になり、男は持っていたバイク用ヘルメットで女性が流血するまで殴り続けた。
■別れを決意したが…
男から謝られた女性は、初めての暴力だったこともあって許すことにした。しかし男は2日後にもコンビニでいきなりキレ、女性に暴力を振るった。
女性はさすがに愛想を尽かし、別れることを決意。ところが、男は交際中に撮影した猥褻動画の存在をちらつかせて関係続行を要求し、「俺の好きにさせろ」「拒否したら動画をSNSで公開する」などと脅すようになった。
■リベンジポルノに衝撃
8月18日、男は女性を自宅に呼び出して性的暴行を働こうとしたが、逃げられたことに腹を立て、女性同業者らがメンバーになっているSNSグループに猥褻動画をアップした。
それが原因で解雇された女性に、男はさらに残酷な仕打ちをした。「お前との行為を記録した動画をネットで販売したからな」「1万2,000バーツ(約5万719円)儲けた」と言われた女性は、救いを求めるしかないと考えるようになったという。
■警察は「裁き受けさせる」
「俺の家族は権力者だ、警察なんか怖くない」と言われて困った女性は、SNSのインフルエンサーにコンタクトをとった。事情を話して一緒に警察署に行ってもらい、暴力やリベンジポルノについて詳しく説明したという。
男の蛮行について詳しく聞いた現地警察は、さっそく捜査を開始。「この男の家族に権力があったとしても関係ありませんよ」「裁きを受けさせます」と話している。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)