日本一強気な公園、看板とのギャップに目を疑う 「少子化の象徴」と嘆きの声も…
都内で発見された「もはや公園と呼べない」と話題の空間。敷地内の簡素さと、禁則事項の量のギャップが波紋を呼んでいる。
「公園」と聞くと、何を連想するだろうか。無邪気に駆け回る子供たち、ベンチに仲良く腰掛ける老夫婦、ブランコやすべり台といった遊具などを思い浮かべる人が多いはず。
しかし以前X(旧・ツイッター)上では、都内某所で発見された「子供が泣くレベルで殺風景な公園」が、波紋を呼んでいたのだ。
【関連記事】都内公園のすべり台に何やら異変が… 「真っ二つ」に見える象が話題に
画像をもっと見る
■「子供が泣く公園」の真意は…
今回注目したいのは、Xユーザー・くぅさんが投稿した1件のポスト。
「子供が公園って言われてこの空き地連れてこられたら泣くだろ」と意味深な1文の綴られた投稿には、いかにも「閑静な住宅街」といった佇まいの風景が映った写真が添えられている。
どう見ても「無」が広がっているとしか思えない前方の空間。脇のフェンスを見ると、こちらは「公園」であることが判明したのだ。
■「少子化の象徴」と絶望する人も…
左奥のスペースには申し訳程度にベンチが設置されているものの、フェンスに書かれた多数の禁則事項と比較すると、なんとも寂しい光景である。「これが公園だ! 文句あっか!」という、ストロングな意志の賜物かもしれないが…。
件のポストは投稿から数日で9,000件以上のリポストを記録し、他のXユーザーからは「禁則事項多すぎるし、マジで何して良いか分からん」「砂場もなければ水道もない、トイレもない。一体誰が何をする公園なんだ…」「座ることしかできなさそう」「これもう、少子化の象徴だろ」など、戸惑いの声が多数寄せられていた。
ポスト投稿主・くぅさんに話を聞いたところ、こちらは小金井市内の某所にて遭遇した公園であると判明。
発見時の様子について、くぅさんは「小金井公園という大きな公園に向かっていた途中、あまりに殺風景な空間が見えたので立ち寄ってみました」「公園から遊具が減っているとは聞いていましたが、ここまでなにも無くなったら公園と言えるのか分からなくなってしまうな…と感じました」と振り返っている。
そこで今回は、こちらの公園(?)の詳細をめぐり、同公園の施設社、ならびに小金井市に話を聞いてみることに。すると、知られざる「公園の正体」が明らかになったのだ…。