「迷子のペット豚ケヴィン・ベーコンを捜して」 家族の呼び掛けに同名俳優本人も協力
脱走したペット豚の「ケヴィン・ベーコン」が捜索の末に発見された。同名の俳優もネットで情報を呼びかけた。
ペットの豚が17日間の家出の末、家族の元に帰ってきた。名前の由来となったハリウッド俳優も捜索を呼びかけた。『People』や『Philly Voice』が報じている。
■引っ越し直後に失踪
ジュリアナブタのペットである「ケヴィン・ベーコン」は、飼い主のチェルシー・ルンバウさんがアメリカ・ペンシルベニア州ゲティスバーグの新居に引っ越してからわずか1日で脱走した。
新居に移った翌朝、ケヴィンは柵の柱を倒して敷地周辺の森に逃げ込み、行方不明になったという。
200ポンド(約90キロ)と大きな体ながらケヴィンの捜索は難航し、地元のみならず地域の動物愛好家たちがルンバウさん家族にサポートを申し出た。
■俳優も呼びかけに参加
さらにルンバウさんがケヴィンを連れ戻すためのFacebookのグループを立ち上げると、驚きの援軍が登場した。
なんと名前の由来となった俳優のケヴィン・ベーコンも、自身のFacebookで「ケヴィン・ベーコンを家に連れて帰ろう!」と情報提供や救助協力の呼びかけに参加したのだ。
このことで多くの人から助けを求める嘆願書が寄せられ、捜索の結果、豚のケヴィンは無事に発見された。
■今後は子供の支援に
豚のケヴィンは、ルンバウさんが仕掛けたペットに安全な薬ベナドリル入りのもちもちパンを食べ、御用となった。ルンバウさんの説明によると、この薬は豚を疲れさせる効果があるのだという。
ルンバウさんはこの脱走事件で一躍有名になったケヴィンについて、PTSDや不安症、うつ病と闘う子供たちのためにマスコットとして活動させる予定だという。
なお情報提供に協力してくれた俳優のケヴィン・ベーコンにも、「もし会いたければ、いつでも遊びに来てください」と呼びかけた。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)