金子恵美、『バラダン』で大阪万博の中止論に反対 「中長期的に…」
金子恵美が大阪万博の中止論に反対。画家の中島健太氏は「日本のダメなところを全部盛りにしている」と持論。
■2025年の大阪万博に暗雲
2025年に開催予定の大阪万博について、メキシコを含む複数の国が参加の撤退を日本側に伝えていたというニュースを取り上げたこの日の放送。
番組によると万博幹部がメキシコは「来年の大統領選で予算確保が難しいようだ」と話しているそう。また、建設費350億円をかけて設置する大屋根「リング」も、一部から「世界最大級の無駄遣い」と批判されていることが紹介された。
■中島健氏は開催をバッサリ
コメンテーターで画家の中島健太氏は大阪万博に「こんなに日本のダメなところを全部盛りにしているイベントってなかなかないなと思っていて。 僕は本当に負の芸術だと思ってるぐらいなので」とバッサリ斬る。
さらに「歴代の万博って代表する芸術作品というのが生まれるんですよね。たとえばパリ万博でいえばピカソのゲルニカであったり、大阪万博でいえば太陽の塔が生まれたわけじゃないですか」と指摘。
そのうえで「今回の万博の芸術作品の象徴って、この大屋根リングになるんでしょうけど、その象徴の意味合いっていうのが、もう完全に負の象徴として、歴史に刻まれちゃうんじゃないかなっていうのを恐れてますね」と話した。
■金子は「見通しが甘かった」
金子は「予算がこれだけ膨張してしまっているということは、資材高騰というのもあるけれども、それにしてもちょっとやっぱり、見通しが甘かったという批判は私はあると思う」と語る。
続けて「国民のみなさんも『いらないよね』という声が出ていて、万博をやめたほうがいいっていうほうが、多分支持されるんだと私は思うし、やめるって言ったら拍手喝采なのかもしれない」とコメントした。
■中止論に反対
さらに金子は「私は国民のみなさんの意見がある一方で、政治はどう考えるかってところで。政治はこのことに対してやめることをしたらですね、世界のなかでの評価とか、 日本のプレゼンスってどうなんだとか、笑い者になるよね、日本はというのも含めて」と指摘する。
そして「もう少し目の前の問題だけでなく中長期的に、これをやめたらどうなるのかということを含めて議論したほうがいいと思います」と中止論に反対していた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)