阪神タイガースの黄金時代が来た? OBの掛布雅之氏が独自解説
掛布雅之氏が「阪神タイガースの時代が2、3年は続く」と予想し、2年連続の日本一を要望。
野球解説者の掛布雅之氏が自身のYouTubeチャンネルで阪神タイガースの今後について語った。
■日本シリーズを振り返る
日本シリーズを振り返った今回の動画。掛布氏は「近本だよね、やっぱり。4割8分ぐらい打ってるんでしょ」とシリーズMVPを獲得した近本光司選手を称賛する。
そして「シーズン中と同じ8番の木浪、1番の近本、 2番の中野。下位打線からの攻撃のリズムというのは、阪神は日本シリーズでも崩れなかったね」と分析した。
■坂本捕手は「MVP級」
掛布氏はさらに「もう1つ、坂本の存在っていうものも、忘れちゃいけないでしょ。日本シリーズの大事なゲームのなかで、バッターに対してのインコースの使い方が、すごくうまかったんじゃないかな」と坂本誠志郎捕手に言及。
続けて「大胆じゃないんだよな。慎重にインコースを攻めているんだよね。梅野が怪我をしてから、坂本のキャッチャーとしての存在はMVPに値するでしょ」と称賛した。
■阪神の時代が続く?
阪神の今後について掛布氏は「阪神というチームは若いので、岡田監督も先日の特番で『黄金期が来るんじゃないか?』って僕は聞いたんですよ。 そしたら『まだまだ阪神は強くなります』と言っていた」と指摘。
続けて「岡田監督は『連覇をするかどうかはわからないけれど、必ず優勝争いは確実にできるチームに成長していくと思います』と」と明かし、「2、3年は阪神の時代というのは続くんじゃないかな。戦力は持っていると思うよね」と持論を展開する。
そして「岡田監督の頭のなかには、11月10日から秋季キャンプが始まると言っていますから、そこで頭を切り替えて、2024年の阪神がスタートしていくと思う」と話した。
■連続日本一を要望
来季の阪神に掛布氏は「また甲子園球場でのああいう声援が、聞こえる、聞くことができる、日本シリーズをもう1度戦うことができるリーグ優勝というものをしてもらいたいと思いますね」とコメント。
スタッフが「2年連続日本一は達成したことがない」と話すと、「ないからね。僕らのとき(1985年)はヘタってしまったから。日本一の連覇をしてもらいたいよね」と要望していた。
日本シリーズ連覇はかなり難しく、平成に入って達成した球団は1990~92年の西武ライオンズと2014~2015年、2017~2020年の福岡ソフトバンクホークスのみとなっている。