ソフトバンク高橋礼&泉圭輔、巨人ウォーカーとトレードで抱く“疑問” 高木豊氏は狙いを解説
ソフトバンク・高橋礼、泉圭輔と巨人のウォーカーのトレードにファンから驚きの声が。高木豊氏は阿部慎之助監督の狙いについて解説している。
福岡ソフトバンクホークスの高橋礼投手、泉圭輔投手と、読売ジャイアンツのアダム・ウォーカー選手の2対1のトレードを両球団が合意したと6日、報じられた。これを受け、X(旧・ツイッター)では、来季よりソフトバンクの3軍ファーム投手コーチを務めることが発表された牧田和久氏の役割への疑問の声も。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏は、巨人・阿部慎之助監督の狙いについて解説している。
■牧田氏のコーチ就任で復活に期待も…
牧田氏は現役時代、地面すれすれの位置からの下手投げで多彩な球種を使い分け、先発、中継ぎ、抑えと幅広い役割をこなして通算55勝をマーク。近年ではトップクラスに活躍したアンダースロー投手として知られている。
高橋投手は2017年のドラフト2位でソフトバンクに入団し、2019年には12勝をマークして新人王を獲得するも、その後は目立った活躍がなかった。高橋投手は以前から自身の手本として牧田氏の名前を挙げていたこともあり、その牧田氏のコーチ就任に、ファンからは「来年復活してくれ」などと期待の声があがっていた。
■「どうして」驚きの声
そんな中での突然のトレード報道に、Xでは「牧田コーチ」や「高橋礼と泉」などがトレンド入り。
ファンからは「高橋礼トレードって何のための牧田コーチなんや?」「髙橋礼1人だけのために牧田コーチを呼んだわけではなかろうけど、牧田コーチ就任で高橋礼が覚醒するのを期待していたんだよ」「牧田コーチにいろいろ聞くんじゃなかったのか。どうしてだ」と驚きや疑問の声があがった。
また、「せっかく牧田コーチ雇ったのに礼放出するの? 泉も移籍って、誰を現役ドラフトに出すの?」「高橋礼は現役ドラフトで出るかと思ってた」「現役ドラフトで狙い目かと思いきや」といった意見もみられた。
■阿部監督が「めちゃくちゃ速かった」
このトレードについて、高木氏がきょう6日あさに更新した公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』で言及。
巨人の阿部監督について、「速かったピッチャーは誰だとかいろいろ聞いたけど、『高橋礼っていうのが、日本シリーズで当たったときにめちゃくちゃ速かった』って言うんだよね。だからやっぱりそういう印象が残っているんだろうね」と明かし、「そういうことをもう1回再現させたいって思っているのかなというふうに感じる」と推測する。
■監督同士の“よしみ”も?
さらに、「(阿部監督は)高橋礼って、先発もできれば中継ぎもできるって考えてると思う。1人、2人変則がいることによって“1人1殺”でいけるというか、右、左でポンポン変えていけるとか、そういう狙いがあるのかな」と述べる。
また、「ウォーカー1人で2人を取れたっていうのはすごく大きなこと」と話し、阿部監督と、ソフトバンクの小久保裕紀監督がともに巨人でプレーしていたことから、「監督同士が昔のよしみっていうのは必ずあるし、そういう意味では(トレードを)やりやすかったのかな」とも語っていた。