必要性を問う人もいれば… 約5割が抱いている「上下関係」に対する考え方
最近では、フラットな人間関係の構築を目指しているところが増えてはいるが…。
職場などでは、どうしても上下関係ができてしまうだろう。しかし上下関係に対しては、「はっきりとしておいたほうがいい」と思っている人と「なくしたほうがいい」と考える人に分かれるようだ。
■約半数「上下関係ははっきりと…」
Sirabee編集部が全国の10代～60代の男女1,000名を対象に「人間関係」に関する意識調査を実施したところ、全体で50.0%の人が「上下関係ははっきりと分けておくべきだと思う」と回答した。
■年代や性別での差は少なく
性年代別で見ると、年代や性別で大きな差は見られないことがわかるだろう。
上下関係にこだわるのは上の世代に多いと思われがちだが、あまり関係ないようだ。どちらかというと年代や性別よりも、それぞれの育ってきた環境や考え方が影響しているのかもしれない。
■先輩にタメ口を使う後輩
上下関係が緩い会社で働いている30代女性は、「うちの会社は社員同士の仲がいいところが魅力の一つだと思うのですが、あまりに上下の垣根がないせいで秩序がなくなっているようなときがあって…。優しいタイプの先輩が軽く見られて損していると感じるときがあり、そこは直したほうがいいかと思うんです」と自分の考えを述べた。
さらに続けて、「先輩に対してタメ口を使う後輩もいるのですが、それも見ていてあまりいい光景とは思えなくて…。古い考え方と言われるかもしれませんが、やはり目上の人なのである程度の敬意は忘れてはいけないと私は思うんです」とも話していた。
■上下関係はいらない
ネットユーザーからは、「会社内で年齢や上下関係を気にせず、年上に暴言吐いたり挨拶しなかったり無視したり、仕事に関連性のある人に悪態ついたりする人って想像力が足りないと思う」や「弊社は上下関係を大切にする古き良き会社なので、私は部長と飲み会でしか話したことない」などの上下関係に関する投稿も。
一方で、「上下関係って、ほんとにいらない。クライアントのことを考えたいのに、必要ないストレス」や「上下関係を必要以上に重んじる会社には、ろくな会社はないです」と批判的な意見もあった。
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（取材・文／Sirabee 編集部・ニャック）
調査対象：全国10代～60代の男女1,000名
