流行語大賞“増税メガネ”ノミネートなしに「忖度だな」「おかしい」 エッフェル姉さんは候補も…
2023年の「新語・流行語大賞」のノミネート30語が発表。政界からは「エッフェル姉さん」が入ったものの、“増税メガネ”がノミネートされなかったことに疑問の声が。
年末の風物詩となっている「2023ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が2日、発表された。X(旧・ツイッター)では、岸田文雄首相を指す「増税メガネ」が候補入りしなかったことに疑問の声があがっている。
■本人も苦笑い
「増税メガネ」は、物価高などで疲弊する中、岸田首相が防衛費や少子化対策の財源に充てるべく増税策を打ち出したことを揶揄するもので、SNSを中心に広まった。
ニュース記事などでも報じられたことで知れ渡り、岸田首相本人の耳にも届いた様子。衆議院の予算委員会でこの言葉について質問を受けると、「いろいろな呼び方があるものだなと思っている」と苦笑いを浮かべていた。減税を示したのも、あだ名を気にしてのことだとの見方もある。
■「エッフェル姉さん」はノミネート
「増税メガネ」は小中学生にまで知られるほどの言葉となったが、政界からの流行語ノミネートは、「エッフェル姉さん」のみに。
これは、自民党女性局が研修に訪れたフランスで、エッフェル塔の前で議員らがポーズを取った記念写真を、松川るい参議院議員がSNSに投稿。観光旅行のような様子に批判が集まり、松川氏は写真を削除し、女性局長を辞任した。この一連の出来事から、インターネット上では、松川氏が「エッフェル姉さん」のあだ名で呼ばれるようになっていた。
■「おかしい」「忖度だな」の声
Xでは、「流行語大賞」のほかに「エッフェル姉さん」がトレンド入り。
ユーザーからは「エッフェル姉さんがあるのに増税メガネが入ってない?」「エッフェル姉さんがノミネートされて、増税メガネがノミネートされてない」「エッフェル姉さんがあって、増税メガネないんや。ふーん。おかしいでしょ(笑)」と疑問が寄せられた。
さらに、「増税メガネ入ってないけど忖度だな」「政治関連で一番のホットワードは『増税メガネ』でしょう」「今年の流行語大賞は『増税メガネ』に決まってるだろ!」といった声もあがっている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)