姉のいたずらで「死亡説」を流された男性 半年後に生存知った母親が号泣
姉が仕掛けたいたずらで、半年も死亡したことになっていたと知った男性。その顛末が話題になっている。
あるラジオ番組に、視聴者として出演した男性のエピソードが話題に。男性は姉が仕掛けたいたずらで半年間、死亡したことになっていたという。このエピソードの背景を『The Sun』がレポートした。
■「いたずら」で死んだ男性
ニュージーランド出身のカラムさんは、ラジオ番組に出演して姉から受けた最強のいたずらについて語った。
カラムさんは、仕事が忙しく両親からも半年ほど音沙汰がなかった。その間に、姉が両親に「カラムが亡くなった」と告げるいたずらを仕掛けたのだそうだ。
さらに姉は、両親にはすでにカラムさんの葬式は済ませたと話した。両親が葬式に呼ばれなかった理由を、カラムさんの元彼女やその両親が参列を拒んだからだと、でっち上げたのだという。
このことがかえって死の信憑性を高めてしまったと、カラムさん本人は確信しているようだ。
■刺されて死亡
ラジオ番組のパーソナリティが、カラムさんに「お姉さんは、あなたの死因をなんと告げたの?」と質問した。
するとカラムさんが「刺された、と言ったらしい」と回答し、パーソナリティらは爆笑の渦に包まれた。カラムさんの説明によると、彼はギャングではないものの、刺されても仕方がない遍歴があったらしい。
そのため、両親や葬式の参列者も、カラムさんの死因にあまり疑問を抱かなかったのだという。
■「生きてたの?」母親が号泣
両親のことが気になったカラムさんはある日、母親に電話することに。電話に出た母親は、「カラム、生きてたの?」と号泣したという。
カラムさんは、自分が半年も死亡したことになっていたとは知らなかったため、母親の反応に困惑した。
姉の仕掛けたいたずらだとわかると、母親はまだ信じられないようで、すぐ会いに来るようせがんだ。カラムさんはそれに従い、「僕だよ、本人だよ」と言って安心させたという。
両親と姉は、いたずらのせいで口をきかなくなっているそうだ。
■20年間で最強のエピソード
ラジオのパーソナリティは、半年もカラムさんの死亡説が疑問視されなかったことが不思議だと話す。しかし、もし友達が亡くなったと聞いたら「電話はかけないかも」という意見に落ち着き、いたずらがバレなかったことに納得したようだ。
カラムさんのエピソードは番組内で大爆笑となり、パーソナリティは「20年番組をやっている中で最強だ」とコメント。TikTokに投稿されたカラムさんのエピソードは150万回以上の再生を数え、16万7,000件以上のいいねがついた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子)