犬の排泄物まみれになった自宅を放火した男が逮捕 「修繕費」の寄付募るしたたかさ
最近飼い始めた子犬が室内のあちこちで排泄。掃除をするわけでもなく、男の選んだ解決方法は「放火」だった。
アメリカで飼い犬の粗相に動揺した男が、自宅を放火して逮捕された。『Mirror』『WBOY News』などが伝えている。
■火災に不審な点が…
10月7日、ウェストバージニア州消防局が、ある簡易住宅から火災発生の通報を受けた。通報したのはこの家に住む男(32)で、消防隊がすぐに駆けつけて事情を聞くと、「屋根裏から火が上がった」などと説明したという。
消防隊員らの消火活動によって間もなく火は消し止められたが、男の説明に隊員らは不審感を抱いた。
というのも、屋根裏、バスルーム、タンスが燃えており、火の手は少なくとも3ヶ所から上がったとみられたからだ。いずれも場所が離れていたことから、燃え移ったわけでもなく、何者かが故意に火をつけたとしか思えないような状況だった。
■自宅放火で男が逮捕
消防隊員が男を問い詰めたところ、男は自分で火をつけたことを渋々認めて自供した。
男の話では、最近飼い始めた子犬が室内のあちこちで排泄するため、家中が汚れてしまった。それに動揺した男は、マッチを使って火をつけたという。
さらに犯行直後、クラウドファンディングサイト「Go Fund Me」に、「修繕費」として寄付を募る投稿をしていた。現在、そのページは削除されている。
警察に身柄を移された男は、放火などの疑いで逮捕された。男には保釈金が設定されたが、現時点で釈放されたとの情報はない。裁判は近日中に開かれる予定だ。
■男の行動に呆れ声も
男の逮捕のニュースが報道されると、ネット上では「すべてが中途半端。たき火程度で家は燃えません」「お掃除道具を購入したほうが、よほど安くついたのに」「クラファンを悪用するのは止めてほしい。投げ銭する人が減ってしまう」といった声が上がった。
他にも、「子犬にトイレトレーニングが必要なことも知らないのか」「こういう男がペットを虐待する」「犬は無事なのだろうか。早く保護してあげて」など、子犬を案じる声も聞かれた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら)