70代男が近所で暮らす母と娘2世代に性加害か 容疑否認も保釈後に自殺

「性被害を受けた」という娘の告白に驚いた母親が、ただちに通報。しかし容疑者が自殺したため、捜査は幕引きに…。

親子・母親・娘・母子

警察に身柄を確保されるも保釈された男が自宅に戻り、直後に自ら命を絶った。「私に続いて娘も被害を受けた」という女性のコメントなどを、タイのメディア『Thaiger』などが伝えている。


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■性被害を告白した娘

タイで暮らす女の子(11)が、ナコーンラーチャシーマー県で働く母親(30)にメッセージを送信し、数年前から秘密にしていた性被害を打ち明けた。

それは「近所で暮らすおじいさんから性被害を受けているの」「9歳の頃からずっと続いている」という告白だった。子供の頃に性被害を受け苦しんだ経験がある母親は、娘に起こったことに大変なショックを受けた。

しかもメッセージを読み進めるうちに、母親は信じがたい事実に気づいた。幼かった自分に性暴力を加えたのと同じ男が、娘にも同じように手を出していたのだ。

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■容疑者が自殺

母親の通報を受けた警察は、ソーシャルワーカーの協力を得て捜査を開始。性加害の証拠もあったことから72歳の男を逮捕したが、男は容疑を否認して「あの母子に手を出した事実はない」と主張した。

逮捕の翌日には親戚が保釈金を支払ったため解放されたが、男は自宅で殺虫剤を飲んで自殺した。容疑者が死亡したことから、捜査は終結。罪を償うこともなく死んだことに、被害を訴えた母親は激しい怒りを感じているという。

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■「逃げた」と批判した母親

母親は「あんな罪を犯したのに、あの男は死んでさっさと逃げたんです」「私も同じ男から性被害を受け、深く傷つきました」とメディアに語った。

また娘の様子については、一時はトラウマがひどく自傷行為を試みたこともあったというが、「精神的には落ち着いてきたようです」「容疑者の自殺については、娘には伝えないつもりです」と話した。

日本には、性犯罪・性暴力に関する相談窓口「ワンストップ支援センター」がある。携帯電話、NTTアナログの固定電話から「#8891(はやくワンストップ)」にかけると、最寄りのワンストップ支援センターにつながる。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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