阿部サダヲ主演の新ドラマ『不適切にもほどがある!』 昭和のおじさんを熱演
2024年1月期の新金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』。阿部サダヲ×宮藤官九郎氏の黄金タッグが再び。
■阿部×宮藤氏×磯山晶氏の黄金タッグ
主演は阿部、脚本は宮藤氏が担当する。この2人と同作のプロデューサー・磯山晶氏が組んだTBSドラマは『池袋ウエストゲートパーク』、『木更津キャッツアイ』、『タイガー&ドラゴン』と、今も愛される作品ばかり。
『タイガー&ドラゴン』から19年のときを経た令和の時代で3人が新たな作品を生み出していく。なお、阿部と宮藤氏が主演と脚本としてコンビを組むのは民放ドラマでは今作が初となる。
■阿部は“昭和のおじさん”を演じる
阿部がTBSドラマにレギュラー出演するのは2020年の金曜ドラマ『恋する母たち』ぶり。今作で演じる主人公・小川市郎(おがわ・いちろう)は、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップしてしまう“昭和のおじさん”。
中学の体育教師であり、野球部の顧問で「地獄のオガワ」と恐れられている。言葉遣いが荒く、令和では考えられない“不適切”な言動を繰り返す市郎だが、妻を病気で亡くしており、家では1人娘の非行に手を焼く普通の父親でもある。
■『恋する母たち』の出演者たちが再共演
市郎がタイムスリップした令和で出会うシングルマザー・犬島渚(いぬしま・なぎさ)を演じるのは仲里依紗。
仲は、宮藤氏と磯山氏とは『離婚しようよ』(Netflix)でもタッグを組んでおり、主演の阿部とは『恋する母たち』で愛し合う2人を演じた。時空を超えて出会った市郎と渚がどのような関係性を築いていくのかも大きな見どころのひとつだ。
市郎と同じ1986年に生き、とあるアイドルに心酔するあまり、その身なり言動すべてを完コピする男“ムッチ先輩”こと秋津睦実(あきつ・むつみ)を演じるのは磯村勇斗。昭和に残された市郎の娘が密かに想いを寄せる相手だ。磯村もまた『恋する母たち』で阿部・仲と共演している。
■過去にタイムスリップする吉田羊
そして、市郎と逆で、2024年から1986年に息子と共にタイムスリップする向坂サカエ(さきさか・さかえ)を演じるのは、こちらも『恋する母たち』で阿部、仲、磯村と共演している吉田羊。
サカエは社会学者で、性差別やジェンダー問題の論者としてメディア露出もしているフェミニズムの旗手。令和時代の代弁者として、市郎たち昭和の人間の破天荒さにするどくツッコんでいく役を担う。なお、吉田と磯村は宮藤氏脚本の作品に出演するのは今作が初となる。