本来は10月1日が伝統の「衣替え」 すでに済ませた人はわずか1割
東京都心では、140日目の夏日も記録した今年。もともとは10月1日に行う習慣の「衣替え」を済ませた割合は…。
■街にはTシャツの人も
もう10月も後半、11月の足音も聞こえてきているが、街にはTシャツ姿の人もちらほら。古くから衣替えといえば10月1日とされてきたが、今の気候からすると日本列島の多くの地域では現実的ではないかもしれない。
10月なかば現在で、すでに冬物を出し、夏物を片づけてしまった人はどれくらい存在するのだろうか。
■「衣替え済み」は1割
Sirabee編集部が、10月13〜16日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「衣替え」について調査したところ、「すでに衣替えを済ませた」と答えた人は、10.6%。
最も多かった答えは「衣替えはしていないが冬物を出し始めた」で58.6%。「まだしていない」という人も30.8%存在する。
■北信越が最多
東西南北に細長い日本列島は、地域によって気候もさまざまだ。今回の調査でも、地域によって大きな差が見られた。
衣替えを済ませた人の割合が最も高かったのは、北信越で17.1%。長野県など標高の高い地域も多く、秋の訪れが早いのは理解できる。また北海道・東北も15.8%で続いた。
一方で、最も割合が低かったのは、中国・四国で2.5%。南国の九州・沖縄も5.4%と低くなっている。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)