蚊の大群が飛行機に入りフライトが2時間遅延 客室乗務員と搭乗客が協力して駆除
出発直後の飛行機に蚊の大群が入り、フライトが遅れる事態に。客室乗務員と乗客が、虫除けスプレーや手で叩いて追い払った。
メキシコで蚊の大群が飛行機内に入り込み、フライトが2時間以上遅れる出来事が起きた。『UPI』や『People』が報じている。
■2時間遅れの原因は蚊
メキシコ・グアダラハラ発メキシコシティ行きのボラリス航空VOI221便のフライトが、機内での蚊の大量発生により大きく遅延した。
同機は10月6日午後4時30分に出発する予定だったが、機内の蚊の駆除を行い、出発は午後6時59分まで遅延したという。
■客も駆除に参加
同機に乗り合わせ人物が記録したビデオには、搭乗客が蚊を叩いたり、客室乗務員が虫除けスプレーを吹きかけたりしている様子が映っている。
虫除けスプレーは、蚊をさらに興奮させただけで効果はなかったようだ。しかし客室の電気を消すと、蚊はいなくなったという。
■蚊の繁殖地に空港
グアダラハラ国際空港で蚊の大群が飛行機に入り込んだケースは、今回が初めてではない。以前にもある搭乗客が、蚊が大量発生した飛行機に乗ったことをSNSで報告している。
同国際空港は草木が生い茂り、洪水が頻繁に発生する場所にあるため、蚊の繁殖地としては格好の立地なのだという。
ボラリス航空は「蚊は、飛行機の周囲に淀んだ水が多いために、発生した可能性が高い」と原因を明らかに。さらに「この状況は我々の手に負えないものである」とコメントした。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)