カボチャにお化けにヴァンパイア… 仮装をしたことがあるという人は約2割
仮装をするのは、悪霊から身を隠すためだと言われている。
秋が来たと思ったらいつの間にか街はハロウィンムードに染まり、店頭にはインテリアから仮装用のアイテム、ハロウィンデザインのお菓子まで様々な商品が…。
■ハロウィンで仮装をしたことがある
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で19.8%の人が「ハロウィンで仮装をしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は12.9%、女性は26.6%という結果になっている。
■アーティストのイベントで初の仮装
編集部が話しを聞いた40代の女性は、「好きなアーティストがハロウィンのイベントを開催したときに、友達と一緒に生まれて初めて仮装しました」と述べた。
いまほどハロウィンが浸透しておらず、飾り付けはされていても仮装している人はそれほど多くなかったようで、「会場近くのトイレでこっそり着替えたのが懐かしい」と振り返った。
■ハロウィンの起源は古代ケルト人の祭り
ハロウィンは、アイルランドやスコットランドに住む古代ケルト人の祭りが起源だと言われている。古代ケルトでは11月1日を新年の始まりとしており、前日の10月31日に収穫祭が始まるとともに、死者の魂が帰ってくるとされていた。
そこに紛れ込んだ悪霊から身を隠すために魔除けの焚き火や仮装をしていたものが、移民によりアメリカに伝わり、世界へと広がっていったという。
■楽しいイベントだがマナーを守った行動を
日本におけるハロウィンは、1980年代に原宿のキディランドがハロウィングッズの販売促進のため表参道で一般参加できるハロウィンパレードを実施したのが始まりだと言われている。その後、東京ディスニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどでハロウィンイベントが開催されるようになり、広く知られるようになったという。
今回の調査で仮装経験者は約2割にのぼり、近年では、各地でハロウィンイベントが開催され、仮装した人たちが練り歩く姿が見られるなど、心躍るイベントの1つとして定着してきている。
しかし、楽しいイベントである反面、多くの人が集まることにより思わぬ事故やトラブルも予想されることから、渋谷区長が「ハロウィンを目的に渋谷駅周辺に来ないでほしい」と呼びかけるなど、マナーを守った行動が求められている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)