普段なにげなく食べている「新宿中村屋」のレトルトカレー じつは壮絶すぎる歴史があった…
新宿中村屋が無料でインドカリーと麻婆豆腐を提供中。
日本を代表する老舗食品メーカー「新宿中村屋」が、10/18(水)~10/21(土)まで期間限定で大阪・梅田にポップアップレストラン「新宿中村屋 無料スパイス料理レストラン」を出店している。
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■大盤振る舞いなイベント
その名のとおり新宿中村屋が誇る麻婆豆腐とインドカリーを無料で食べることができる大盤振る舞いなイベント。
無料とはいえ新宿中村屋がこだわらない料理を出すワケがない。実際にどのような味なのか、確かめてみることにした。
■無料とは思えない美味しさ
スパイシーなビーフカリーは辛味のほかにスパイスの複雑な香りや、ルーのコクが楽しめ、無料とは思えない美味しさ。
麻婆豆腐も“ガチ中華”のそれよりは辛味が抑えられているが、そのぶんXO醤や豆鼓の旨味を感じられ、本格派の風味はそのまま日本人向けにアレンジしている印象だ。この2つが無料で楽しめるとはさすが新宿中村屋である。
■じつはこの料理2つは…
しかし、じつはこの料理2つは新宿中村屋の人気レトルト商品「インドカリー ビーフスパイシー」と、「本格四川 コクと旨味、広がる麻婆豆腐」。本当に出来立てを調理したかのような美味しさであった。
2,500食と相当な数を用意したのは多くの人にこの味を知ってもらうための新宿中村屋の優しさだと思われるが、可能であればレストランで通常使用しているお皿で、あえてレトルトということを伏せて提供してもらえたら食後の驚きが増したかもしれない。
実際に愛用している身としては、「レトルトなのに安さを感じさせない本格派の味」を楽しめるのが新宿中村屋のレトルト商品の良さだと思う。
使い捨ての容器や無料と言ったタイトルがあると、なんとなくチープさを感じてしまうため、新宿中村屋のレトルト商品は低いお値段で老舗ならではの高みを感じられる味という雰囲気やストーリーも感じられるとさらに嬉しかった。
■新宿中村屋のストーリーはさらに深い
ちなみに、新宿中村屋のストーリーはさらに深く、ポップアップレストラン内には同店の歴史を感じられる展示物も貼られている。
とくにインドカリーは新宿中村屋が「恋と革命の味」とうたっているように、当時のインドを植民地としていたイギリス政府から亡命していた独立運動家のラス・ビハリ・ボース氏を新宿中村屋の創業者がかくまったことがきっかけで誕生につながったという。
■イベントは本日まで
そんな歴史のある新宿中村屋の味を楽しめる「新宿中村屋 無料スパイス料理レストラン」は、本日21日まで梅田チェルシーマーケットで期間限定開催。美味しいインドカリーと麻婆豆腐を楽しみに行ってみてはいかがだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)