消火器に記載された“文字”に驚き ゾッとする大惨事に見舞われた人も…
一般の住宅にも設置されている消火器についての注意点を、警視庁が解説。中には大変な目に遭ったという人も…。
20日、警視庁警備部災害対策課が公式X(旧・ツイッター)を更新。消火器の使用期限について注意を呼びかけている。
■設置場所や使用手順と一緒に確認
一般の住宅には消火器の設置義務はないものの、万が一に備えて自宅に消火器を準備しているという人も多い。ただ、点検義務などもないため、期限を意識したことがないという人もみられる。
同課では、「私達にとって身近な消火設備である消火器。その消火器に使用期限があることをご存知ですか? メーカーによっても異なりますが、業務用は製造から概ね10年、住宅用は製造から概ね5年とされています」と説明。
「使用期限は消火器本体に表示されていますので、設置場所や使用手順とともに一度確認してみてください」と呼びかけている。
■“大惨事”に遭った人も
同課の投稿に、ユーザーから「つい先日、いきなり消火液が漏れだし慌てて外に出しましたが10畳くらいのスペース掃除するのに3時間かかりました」との報告が。
原因は定かではないものの、添えられた画像を見ると、室内がピンク色の消火剤にまみれてしまっている。
また、「無料点検をかたるぼったくり業者にも注意」「何もなく使用期限を迎えたいものですね」といった声も寄せられた。
■人身事故の危険が
日本消火器工業会の公式サイトによると、使用期限を過ぎた消火器は「破裂による人身事故の危険があります」として、「放置せず速やかに新しい消火器に取り替えてください」と注意喚起。とくに腐食や傷、変形などがみられる消火器は、期限内であってもただちに交換するよう呼びかけている。
なお、消火器は一般のごみとして廃棄できないため、消火器のリサイクルセンターに連絡するとよい。買い替えの場合には、引き取りサービスを実施しているホームセンターなどもあるという。