スピード違反で罰金2億円を突きつけられた男性 「切符のタイプミスかと」
スピード違反切符を切られた男性が、法外な罰金額に仰天した。その数字には、ある原因があったのだが…。
アメリカの男性が、140万ドル(約2億円)の法外なスピード違反切符を切られた。なぜ高額の罰金になったのか、『ABCニュース』や『Tulsa World』などが報じている。
■法外な罰金に愕然
ジョージア州に住むコナー・ケトーさんは、9月にジョージア州南東部のサバンナで、時速55マイル(時速89キロ)のゾーンを時速90マイル(時速145キロ)で走行したとして、車を止められた。
スピード違反で受け取った違反切符には「罰金140万ドル」と書かれており、愕然としたそうだ。
ケトーさんは当初、その数字がタイプミスだと思い裁判所に電話したが、「全額支払うか12月に出廷するかのどちらかだ」と言われたという。
■自動算出が原因
サバンナ当局によると、この地域では制限速度を35マイル(56キロ)以上超過して運転した者は裁判所に出頭しなければならず、そこで裁判官が実際の罰金を決定する仕組みとなっている。
サバンナ市政府スポークスマンのジョシュア・ピーコックさんは、ケトーさんが受け取った法外な罰金額は、地元の記録裁判所で使用されているe-citationソフトウェアによって「自動的に算出されたもの」と語った。
■罰金は15万円以内に
ケトーさんを震え上がらせた罰金について、ピーコックさんは「私たちは誰かを脅して裁判所に行かせるために、この違反切符を発行しているわけではありません」と、意図的に違反者を出廷させる目的ではないことを強調した。
また実際の罰金は、州が定めた費用に加え1,000ドル(約15万円)を超えることはないという。
この件を受け、裁判所も「このような混乱を避けるため、違反切符の文言を調整中です」と付け加えた。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)