上原浩治氏、“伸びるストレート”について説明 「これが自分のリリースポイント」
上原浩治氏が、古田敦也氏のYouTubeで解析した「伸びるストレート」に言及。「分析するのも面白いかも」とつづる。
元プロ野球選手で野球解説者の上原浩治氏が18日、公式インスタグラムを更新。自身のストレートの投球について説明した。
■本人のイメージとは逆に…
上原氏は、東京ヤクルトスワローズの元選手・監督の古田敦也氏のYouTubeチャンネル『フルタの方程式』に出演し、ヤクルトなどでプレーした元投手・五十嵐亮太氏を交えて投球について談義。古田氏と五十嵐氏は、MLBでも活躍した上原氏のストレートの秘訣について、「回転数」や「伸び」に言及した。
きのう17日に公開された動画では、実際に上原氏の投球を測定器やスーパースロー映像を使って解析。
上原氏自身は、手首をボールの下に潜り込ませるような感覚で投げていたが、科学的にはボールを上から潰すように押し込む感覚で投げると回転がかかることが分かっており、上原氏本人のイメージと実際の動きが逆だったと判明する。
■五十嵐氏がツッコミ
五十嵐氏は、「めちゃくちゃタチ悪い。上原さんの感覚を違う選手に伝えたら(実際の動きは逆になっているため)回転が弱くなる」とツッコミを入れ、上原氏も「気を付けるわ。言うたらアカン。危ない危ない」と苦笑い。
五十嵐氏は「僕が伝えたほうがみんな球は速くなる。上原さんが教えても遅くなる。感覚と実際の数値が違ったから」と話し、「ドンマイ」と上原氏の肩を叩いて笑わせていた。
■「最後の決めるのは自分」
上原氏はインスタグラムに、この動画で撮影された投球の瞬間の画像を公開。
「これが自分のリリースポイント。指先で切るイメージの結果が、押し込む形になっているんだと思います」と改めて自身のストレートについて説明すると、「正しいかどうかは分かりません。自分に合ったフォーム、リリースetc 最後に決めるのは自分!」とつづった。
上原氏は機器による分析について、動画の中で「生身の人間がやるんだから、こんなんに頼るなというのが俺の考え」と話していたが、「測定したものを解析、分析するのも面白いかもね。そればっかりに頼るのも違うとは思いますが…」と結んだ。
■ファンも「面白かった」
上原氏の投稿に、ファンからは「イメージと実際の動きが異なっていたところ、人それぞれ感覚が違うんだなぁと面白かったです」「上原さんのイメージとは真逆の動きになってて、とても興味深かったです!」「リリースも大事でしょうけど、身体の使い方が素晴らしいと思います」「上原さんのように自分の感覚と実際に投げられているボールが違うということもあるので、手放しで機械頼りになるのも違うのだろうなと感じました」といった声が寄せられている。