激高した祖父が孫を殺害し逮捕 死亡直前に母親へ「じいちゃんにやられた」
以前から不仲だった祖父と10代の孫。家族たちはそれを知っていたというが、「こんな展開は予想していなかった」と話している。
■祖父が孫に発砲
9月17日、アメリカ・ミズーリ州クリントンで暮らすトーマス・リビー(70)という男が、孫のロイス・ヘイズ・オズバーンさん(16)に激高。銃口を向けて発砲し、致命傷を負わせた。
ロイスさんは撃たれた胸を手で押さえながら、母親のメリッサ・リビーさんの寝室に飛び込み、「じいちゃんに撃たれた」と声を振り絞った。メリッサさんは驚き駆け寄ったが、すでに手遅れの状態だったという。
■祖父の言い分
通報を受けて警察官たちが駆けつけたが、祖父はアパート内部に閉じこもり出てこようとしない。そのまましばらくは外に出てくるのを拒否したが、結局は身柄を確保され署に連行された。
その後に祖父は「弾丸が込められているなんて知らなかった」などと供述しているが、現場にいた家族はそれを否定。「銃はしっかりとロイスに向けられていた」と話し、撃つつもりがあったはずだと示唆している。
■娘は「もう親とは思わない」
息子であるロイスさんを父親に撃たれたメリッサさんは、メディアの取材に応じ「我が子が私の腕の中で死んでしまったんです」「(父には)二度と会いたくありません。私の父親なんかじゃありませんよ、口も聞きたくない」「あいつが地獄で火に焼かれたって構いません」とコメントした。
さらに「子供にあんなことをするだなんてあり得ない」「誰かを殺したいと思ったのなら、自分を撃てばよかったのに」とも話し、怒りをあらわにした。
■夢を叶えることはできず
ロイスさんは「いつか警察官になる」という夢を持っていたというが、それを叶えることはできなかった。
祖父とロイスさんは以前から仲が悪かったというが、家族や関係者は殺人事件に発展するとは夢にも思っていなかったと話している。ふたりの関係が悪化した理由や当日の行動など、詳しいことは分かっていない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)