バイデン米大統領の愛犬がホワイトハウスから2年で退場 噛みつきクセが直らず
ジョー・バイデン米大統領の愛犬が、ホワイトハウスを去ることになった。職員を次々と噛むため訓練士を付けたが、直らなかったという。
アメリカのジョー・バイデン大統領の愛犬が、ホワイトハウスから去ることとなった。この犬は、シークレットサービスのエージェントや職員をたびたび噛むと報じられていた。『FOX News』やアメリカの『Yahoo! News』などが伝えている。
■噛まれる被害者続出
バイデン大統領の愛犬である2歳のジャーマン・シェパード「コマンダー」は、同種であり長年家族として愛された「チャンプ」が2021年に13歳で亡くなったのを受け、2代目のバイデン家の「ファーストドッグ」として2021年12月に迎えられていた。
しかしこのコマンダーは、たびたび問題を起こしてきた。以前にも、2022年10月から23年1月のわずか4ヶ月の間に、少なくとも10回職員を噛んで腕や太ももに大ケガを負わせ、病院で治療が必要となった職員たちもいたと伝えられている。
ところが実際の数はもっと多かったようで、ホワイトハウス内の他の職員からも「犬に噛まれた」という証言が続出。訓練士によるしつけが行われていたが断念したようだ。
■職員の安全のため決断
ファーストレディーであるジル・バイデン夫人のコミュニケーション・ディレクターを務めるエリザベス・アレクサンダーさんは、「大統領とファーストレディは、ホワイトハウスで働く人々と、彼らを毎日守っている人々の安全を深く気にかけています」と声明を発表した。
さらに「シークレットサービスと関係者の忍耐と支援に感謝しながら、解決に向けて努力を続けています」とも語り、コマンダーが現在はホワイトハウスの構内にはいないことを明かした。
■2年で去ることに
コマンダーがホワイトハウスで最後に目撃されたのは9月30日で、大統領専用宿舎のトルーマンバルコニーにいるところをカメラマンが発見した。コマンダーの現在の居場所について、詳細は明らかにされていない。
バイデン夫妻は以前、ペットの暴れん坊ぶりを「ホワイトハウスのストレスフルな環境が理由」だと擁護していたが、コマンダーは2年あまりでホワイトハウスを去ることとなったようだ。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)