うずまきソフト、「4文字」の変化に目を疑う… パッケージに隠された仕掛けが最高すぎる
「うずまきソフト」が「うますぎソフト」に。同商品にはさらなる仕掛けがあった。
3連休以降、昼間も上着が必要なほど肌寒くなった。これからさらに寒くなっていくものの、暖かい部屋で冷たいアイスを食べるのも至福のひと時である。
アイスの中でも「うずまきソフト」は多くの人に愛されているが、ネット上では「ある変化」が話題を呼んでいて…。
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■「うずまきソフト」よく見ると…
ことの発端は、9月下旬に投稿されたあるX(旧ツイッター)ユーザーのポスト。内容としては、スーパーに「うずまきソフト」と「うますぎソフト」2つのパッケージがあったというもの。
「うずまきソフト」は1996年に発売され、累計2億箱出荷する人気商品。老若男女問わず多くの人に愛されているが、今年7月にパッケージを「うずまき」から「うますぎ」に変えることを発表していた。
Xで話題になったポストは、従来の「うずまき」と「うますぎ」が“共演”を果たした奇跡の瞬間だったのかもしれない。
■ネット上でも驚きの声
「うずまき」から「うますぎ」という4文字の変化はネット上でも話題に。「1分くらい見てしまった」「容量や個数が減ったものだと思ったら、全然違った」「印刷ミスかと思うレベル」など、パッケージの変化に驚く人が続出。
また、「ひらがな4文字の構成要素が全く変わらず、位置を並び替えただけなのが面白い」「遊び心あるな」「基本的なデザインは変わらないの好き」といった、公式のセンスを絶賛する声も見受けられる。
なぜ、人気商品のデザインを変えたのか。販売元である明治に取材したところ、様々な事実が明らかになったのだ…。
■リニューアルの背景は…
「うずまきソフト」を変えた背景に関して、明治の担当者は「2022年にXで投稿した間違い探しの画像が話題になりました。実際に販売している商品パッケージを『うますぎ』に変更したら、皆さまに面白がっていただけて、話題化につながるのではないかと考えました。パッケージ自体は、2023年7月下旬より変更しております」と話す。
いきなりですが、
アイスが好きなみなさんにクイズです!🍦「明治うずまきソフト」のパッケージはどちらでしょう?
正解だと思うパッケージを「RT」「いいね」で教えてね👇どこが間違っているか分かった方は、コメントもお待ちしています😊 pic.twitter.com/VF2opjH2ZB
— 株式会社 明治 / meiji (@MeijiCoLtd) February 10, 2022
昨年2月、明治の公式Xは「正解のパッケージはどっち?」と題し、「うずまき」「うますぎ」の2枚の写真を並べたクイズを行った。この何気ない投稿がリニューアルのきっかけになっていたとは驚きである。
ちなみに、中のアイスに変更はないという。
■パッケージをひっくり返すと…
「うますぎ」に変えたということは、従来の「うずまきソフト」はなくなってしまったのだろうか。こちらの疑問をぶつけたところ、担当者からは「『うますぎソフト』は、『うずまきソフト』のパッケージの表裏になっているため、『うずまきソフト』も店頭にございます」という回答が。
つまり、表面が「うますぎソフト」となっているパッケージをひっくり返すと、裏面は「うずまきソフト」になっているということだ。思わず、表と裏を見比べたくなる遊び心が感じられる。
取材の最後に、担当者は「『うずまきソフト』はアイス自体のおいしさだけでなく、パッケージでの仕掛け(豆本、めいろ)なども含め、様々な側面での楽しみを付与しています。カルトン(箱)を折りたたまないと遊べない仕様になっており、“カルトンを畳む”という行為を習慣化させることも、狙いの一つです。食べ終わった後には、ぜひ、畳んで遊んでみてください」という粋なコメントを寄せてくれた。
スーパーで「うますぎソフト」を手に取った際は、ぜひ裏面もじっくり見てほしい。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)