約4割が秋のコーディネートで感じる疑問 「違和感を覚える人がいるのなら…」
春服と秋服は色や生地の素材、通気性や保温性などに違いがあった。
■春物衣料と秋物衣料の違いって…
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で38.5%の人が「春物衣料と秋物衣料の違いに悩んだことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は30.2%、女性は46.5%という結果になっている。
■妻の指摘で初めて違いを認識
編集部が話しを聞いた30代の男性は、「妻と結婚して初めての春、秋に買ったばかりのジャケットを着て出かけようとしたら、おかしいからやめてくれと言われ、そこで初めて春服と秋服には違いがあるということを知りました」と述べた。
たしかに、色も素材も少し重ためのダークブラウンのジャケットだったが、この程度ならいけるだろうと思ったという男性。しかし、見ていて違和感を覚える人もいるのならやめておこうと、妻が勧める別の上着に着替えて出かけたという。
■春服では寒暖差に対応できない
夜の冷え込みが予想以上で失敗したことがあるという30代の女性は、「最近は秋でも日中は暑い日が多いので、春物の薄手のシャツを羽織る程度で出掛けたのですが、日が落ちた途端に寒くなって、腕を擦りながら帰宅したことがあります」と述べた。
朝晩と日中の気温差が激しい季節のコーディネートは悩ましい。女性はこれ以来、冷え始めたなと思ったら少し暖かい素材のジャケットを羽織るようにしているそう。
■色味や素材・通気性などに違いがある
春服と秋服、その違いは、色や生地の素材、通気性や保温性などにあるようだ。明るい色味で夏へと向かう華やいだ気分を演出する春物に対して、秋物は、アースカラーを中心とした重めで少し暗い色調が多い。
また、日中気温が上がっていく春には、シフォンや綿、麻などの通気性が良く熱がこもりにくい素材が使われ、徐々に寒さが厳しくなる秋は、ネルやアクリル、ベロアなど、比較的厚手の素材が使われているようだ。
しかし、限られた季節しか着られないというのももったいない気がしてしまう。ファッションサイトでは春服と秋服の合せ技によるコーディネートを紹介しているところもあるようなので、無駄なくおしゃれを楽しむために参考にしてみてもいいかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)