空港職員がトイレで15歳少年に痴漢行為か 母親の通報でDNA鑑定も
「空港職員にトイレに連れ込まれ、性被害を受けた」。息子にそう打ち明けられた母親が警察に通報し、捜査が始まった。
飛行機を利用し母親に会いに行こうとしていた少年が、空港で性被害を受けた。悪質な犯行の全容、その後の展開について『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
■初めての一人旅
9月27日、タイで暮らす少年(15)が、クラビ県にいる母親(46)に会うため初めて一人旅をすることになった。スワンナプーム国際空港に到着したが、旅慣れていないため分からないことばかり。
そこで母親とビデオ通話してアドバイスを求めたところ、「空港の職員に助けてもらいなさい」と言われたため、少年は近くにいた男性職員に声をかけた。
母親も同職員と電話で話し、「無事に搭乗するまで手助けしてやってほしい」と頼んだ。職員はそれに応じ搭乗券の受け取りなどを手伝い、少年を搭乗ゲートに連れて行ったという。
■トイレに連れ込まれ…
搭乗時間まで待っていた少年は、再び近くに来た同じ職員に声をかけられた。
「君の荷物が重すぎる」「僕が検査することになったよ」「ついてきなさい」という意外な話を聞いて驚いた少年は、導かれるままにトイレに向かった。
しかし中に入るなり職員は鍵を閉め、必死に抵抗する少年に対し痴漢行為に及んだ。口汚く罵りながら行為を続けたが、しばらくすると誰かがトイレに入ってきたため職員は退散し、少年はようやく解放されたという。
■話を聞いた母親が通報
被害について打ち明けられた母親は驚き、クラビ県の警察に相談した。警察はただちに捜査を開始し、被害を受けた少年からDNAを採取して鑑定を進めるなどしている。
容疑者となった職員について公表されている情報は少ないが、男性であること、年齢は43歳であることなどを一部メディアが伝えた。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)