「彩」ちゃん「葵」ちゃんを抑え… 平成オールタイムを制した“女の子の名前”は?
『スージー鈴木のニッポンの民意』記念すべき第10回は、平成の各年で人気No.1だった赤ちゃん(女の子)の名前の中で、いま一番人気の名前を調査、つまり平成オールタイムベストの女の子ネーミングを決定します。
■激戦を勝ち抜いた「平成オールタイム・ベスト」は…
では最後に1位をご紹介。
激戦を勝ち抜いた「平成オールタイム・ベスト」は――「凛」(りん、他)。
2014年、そして2019年に1位となった後も「凛」は、2位(20年)→3位(21年)→2位(22年)と高値安定。この高値安定の蓄積が、今回のトップ獲得につながったのでしょう。
ちなみに「凛」、「男女10-40代」では1位ですが、「男女50-60代」では4位にダウン(1位は先述の「彩」)。ヤング・ミドル層向けネーミングという感じで、まだ、これといった芸能人も思い浮かびません。ということは、そう簡単に陳腐化せず、人気が続きそうと思ったのですが。
それにしてもベスト3が「凛」「葵」「彩」――平成オールタイムは漢字1文字が制した格好となりました。この3人のアイドルユニットなんて流行るかも。
あ、言い忘れてました。「裕子」はブービー、最下位「陽葵」の1つ上の17位。やっぱり「子」ブームは昭和で終わってしまったようです。どうも復活の兆しはなさそうだな。
■執筆者プロフィール
Sirabeeでは、音楽評論家、ラジオDJのスージー鈴木(すーじーすずき)さんの連載コラム【スージー鈴木のニッポンの民意】を公開しています。
毎回マーケットリサーチを実施し、そこから浮き彫りになる「ニッポンの民意」を世に問いていく連載です。今回は「平成オールタイムベストの女の子ネーミング」に関する調査を掲載しました。
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(取材・文/スージー鈴木)
対象:全国10代~60代男女974名(有効回答数)