デリバリー配達員が到着した先は「廃ビル…?」 恐怖体験にSNSユーザーら熱狂
配達員が深夜に指定された場所に料理を届けに行くと、そこは真っ暗。人がいる様子さえないことに気づいて震え上がり、ネットでアドバイスを求めた。
配達先に到着したものの、人けはなく電気もついていない。ホラー映画のような怖い経験をした配達員がSNSで救いを求め話題を集めていたことを、『Thaiger』などタイのメディアが伝えた。
■配達先は廃ビル?
タイでフードデリバリー配達員として働く男性が、先日午前1時に料理をバイクに積んで、客に指定された場所に向かった。
しかし到着した建物の入り口は電気がついておらず真っ暗で、人がいる気配もない。雑草が生い茂ったままの土地は、降り続いた雨のせいで水浸し状態だった。
「ここは廃ビルなのか」と考えた男性は現場を撮影し、SNSで公開。「客に電話すべきでしょうか」「それともこのまま帰ったほうがいいのでしょうか」と書き込み、アドバイスを求めた。
■心配の声が殺到
不気味な写真を見たユーザーたちの意見は、主にふたつに割れた。「危険だと思う、すぐに引き返して」「時間も遅すぎる、帰ったほうがいい」というものと、「とにかく客に電話してみたらどうか」という意見だ。
その後、懐中電灯を持った人物が外に出てきたため料理を渡すことに成功したという。
男性は「もしかすると停電だったのかもしれない」とも書き込んでいるが、「そもそも、本当に料理を頼んだ客だったのか」「気持ち悪すぎる」というコメントが続いた。
■再び同じ場所へ
この夜のことがどうしても気になったため、男性は後日、明るい時間に同じ建物を訪ねてみた。
すると車があり、洗濯物を干している部屋もいくつかあったため、心配してくれたSNSユーザーに見せるため写真を撮影・公開して「人は住んでいるようです」と書き込んだ。
それでもなおユーザーたちは「普通の場所ではない」と感じたようで、「ホームレスがいるのではないか」「ラジオの幽霊番組に取り上げてもらったら?」といったコメントを書き込んでいる。
■配達員らの恐怖体験
料理を届けに行った先で、想定外の経験をする配達員は多いもようだ。「ピザを届けに行ったら、いきなり警察官に手錠をかけられた」「事情を聞いたところ、殺人事件が起こった直後だった」という話もある。
また「配達先で確かに人を見た」「なのにその後の報道で『腐乱死体4体が発見された』と知って驚いた」といった書き込みも、ネットで話題になったことがある。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)